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魔物使いでチート野郎!!  作者: 志位斗 茂家波
ルンベルドン生活
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ギルドにちょっと依頼探し

新生活とでも言うのだろうか。

・・拠点となる屋敷を確保した後、レイたちはこのルンベルドンにあるギルドへ向かって、依頼を探してみることにした。


 迷宮都市(ダンジョンシティー)という事もあり、この都市のギルドはダンジョンの真横に設立されているようだ。


 それに、迷宮(ダンジョン)内での各安全昇降口とかいう部屋に転移できる別の入り口もセットであるようで、見たところ結構並んでいた。


 1階層から直接進むような人は少ないようで、大体が自身が到達した階層から挑んでいるようである。


 

 とはいえ、数日ほどはここでの生活に慣れた後に挑む予定なので、今は関係ない。





 ギルドに入ると、結構素材を換金している人とかが多いようで、中はすし詰めというか、満員電車のようであった。


・・・うん、これハクロたちとかだと入りにくいねコレ。ぎっちぎちやん。


 しかも、鎧の重装備の人とか、鉄球をぶら下げている人とか入りにくそうにしているし・・・・・時間帯やらかしたかなこれ。



 現在お昼前ぐらいだけど、それで満員の状態というのは予想外だった。



「これは入れるか・・・・・?」

「えっと、天井を這っていけば行けるかと・・・・・」

「それハクロだけしかできない」

「某たちには無理な芸当でありますよ」

『この水球の中に入って進めるよー』

「それはアイラだけでしょ」



 足の踏み場もないというのはまさにこの事か。


 言葉の意味を文字通りこの光景を見て、俺は深く理解した。







 なので、周囲の同業者・・・他の冒険者たちにちょっとここで開いていそうな時間を聞いてみる。



「ああ、ここは早朝、夕方、深夜頃ならスカスカだっせん。迷宮(ダンジョン)には昼頃から挑み、その頃に戻ってくる人が多いのだっせん」

「あまりの満員に、最近受付等の拡張、増設を予定されているそうです」

「酒場も併設されているのだが、そこも満員でな・・・・迷宮(ダンジョン)は大勢で挑んでという思いを抱くやつが多くて、そのせいでここまで人数が膨れ上がっているのもあるんだ」

迷宮(ダンジョン)から離れた、あっち側・・・・都市の端っこの方に第2ルンベルドンギルドがあるから、迷宮(ダンジョン)目当てでないならこっちをお勧めするよ」



 あ、なんかいま有益な情報があった。


 第2ギルドが都市にあるとはな・・・・・さすが人気がある都市とでもいうべきなのだろうか。








 その第2ギルドとやらに向かうと、こちらはそこそこな人数で、ぎっちぎちではなく平均的なといったほどの人数しかいない。


 さっきのぎっちぎちな様子を見た後だと、結構空いているようにも見えるな・・・・・



 中に入ると案の定というか、ハクロたちの方に視線が集まり、仲間の女性冒険者とかにな綺麗なストレートを喰らって撃沈する人もいた。



「綺麗なストレートでしたね。あのぐらいなのがモンスター相手に出来たら面白そうです」

「ハクロの腕力だと爆発四散しかねないと思うけどな」


 ハクロの基本的な武器は自身の糸だけど、アラクネって確か腕力も強いことで有名なはず。


 何せ、拘束を目的としたいとの使い方をするので、その分押さえつけやすいように華奢な腕をしていて、人以上にかなり強い力を持つのだ。


 実際、過去に腕相撲で勝負を皆としてみたけど、素の状態だと全員強いぞ。


 改めてモンスターなんだなと思えたと同時に、なんか負けたというがっくりした感情を味わえた・・・・。



 なお、使い魔たちの中で一番力が強いのはサクラである。重い剣とかをぶん回したりするし、当たり前と言えば当たり前か?





 依頼が張られている掲示板の方に向かって見ると、ベタリアンとはこれまた違った内容のが多くみられる。


 だいたいが迷宮(ダンジョン)関係だが、それ以外のもそこそこ多い。


「『護衛依頼』『薬草採取』『討伐』『捕獲』といった部分は共通だな・・・・」

「あ、『モデル』とかもありますね。・・・ズボンの試着のようですが」


 ・・・・このメンバーだと、俺かカトレアぐらいしか無理じゃないか。


「『剣術指南』、『魔法指南』と教えを乞うような物もあるでありますな」

「『大食い店代理出場』なんて変わったものもある」

『いろいろあるけど、変わったものが多いねー』


 ランクは現在、ベタリアンの方ですでに手続きを行ってAなのだから、そこまでのもの・・・大半が受注可能である。


 SSで迷宮(ダンジョン)の物凄く奥深くにいるというボスの討伐もあるな。これ受ける人いるのだろうか?



・・・・迷宮(ダンジョン)って、確か予習したところだと階層によってはボスモンスターと言われるような、物凄く強いモンスターもいるそうである。


 とはいえ、相当深い階層でないと出現しないようだし、そこまで向かわなければいい話らしい。


 ボスが自ら階層を逆に進んできて、わざわざ来るなんて例はほとんどないそうだからね。


・・・ほとんどというだけであって、過去に数えるほどだけどそのようなことがあったらしい。


 そういう時に限ってとんでもない奴で、犠牲者も多く出るというから怖い。




 まあ、まだ数日ほどは行く予定もないし、滅多にないだろうから別に気にすることもないか。






 この日は特に目につくような依頼もなく、おとなしく新たな拠点へと引き上げたのであった。


 ぶっちゃけ、風呂の具合とかを確かめたいだけである。自室・・・プライベートルームを持てたのもワクワクするからね。


 まあ、これまでの寮生活って皆で一室使っていたから、解放感とかが楽しみなだけである。

・・・フラグがいくつか建設されたようです。

迷宮(ダンジョン)にはもう数話ほどで入るかな?とりあえず今は生活を整えるところが重要です。

ついでにラッキーなんとやらもやってみたい。

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