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道中記録:その1

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迷宮都市(ダンジョンシティー)『ルンベルドン』


・ストラクト王国とその隣国にある国との間にある迷宮(ダンジョン)と呼ばれるものを中心に発展している。

・ルンベルドンにある迷宮(ダンジョン)の正式名称は「ルンベルドン・ゼブア」。発見者の名前の一部が迷宮(ダンジョン)につけられるという暗黙の了解でつけられており、発見当時に2人同時に見つけたことから2人の名前が付けられた。

・発見者はこの都市の初代領主「ルンベルドン・フォン・ビブラード」と、その友人であった冒険者の「ゼブア」である。

迷宮(ダンジョン)がある事によって冒険者が向かうことが多く、活気はあるがその分実力主義な面がある。



迷宮(ダンジョン)


・ある日突然現れる謎の多い空間。

・海に、陸に、空にと各地に現れて、次第に内部構造が複雑に成長していくという。

・地下の方へ進むタイプと、上の方へ登っていく塔タイプなどがある。

・限定のモンスターがおり、とれる素材も希少なものがあるのでうまいこと利用できれば富を生むが、下手をすればモンスターがあふれ出てしまう「モンスター・ハザード」が発生する。

・発見者の名前が付けられるのだが、極稀に出現した時に最初から名前が掘られている物もある。

・一説では迷宮(ダンジョン)そのものがモンスターであり、鉱石や希少価値のある素材、もしくは実現不可能と言われるような魔道具(マジックアイテム)を生みだす代わりに、中で死に絶える人を喰って成長しているのではないかとも言われ、その証拠として迷宮(ダンジョン)内で死亡すると、いつの間にか死体が消えてしまう。なお、モンスターの死体は消えない。

・小部屋ごとに親切なことに「安全昇降口」と呼ばれるものがあり、そこから出口へ戻れたり、一度入った階層には戻ることが可能なのだが、ずるはできないらしく自分で行ったことがある階層までしか行けない。


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「・・・・と、こんな感じの説明があるけどなかなか面白そうだな」

「名前がダンジョンにですか・・・恥ずかしい名前の人がいたら末代までの恥になりそうですよね」

「あー、確かにそういう人っているかも」

「それだけは避けたいでありますな。恥ずかしい名前でなくとも、なんとなくそんなふうに名前が付けられた場所はこっぱずかしさはあるゆえ」

『水あるかなー』


 都市ベタリアンを出て数日ほど経ち、今日レイたちは改めて野営中にこれから向かう場所の事を復習していた。


 道中、案の定というか、ハクロたちの美しさとか目当てに盗賊とか出たけど・・・・返り討ちである。


 というかできるだけ来ないでほしい。ギルドの方とかに引き渡しに行けば報奨金などがあるけど、ここから違うギルドってそれなりに時間かかるし、引き連れていくのもめんどくさい。



 なので、魔法で穴掘って首から下を埋めて立札を付け、ついでに目立つように木をカトレアによって大木まで成長させてもらい、その場に取り残してきた。


 ついでに身ぐるみを剥いでいるので掘り起こしたとしても、すぐに埋められる未来とかがあるだろう。




 まあそんなやつらの未来はどうでもいいか。



「大体あとどれぐらいで着くかな・・・・」

「今のペースでですと・・・大体あと2週間はかかりますね」

「距離結構あるよなー。こうやって実際に向かって見るとそれがよーくわかるもんだよ」

「方角とかは間違えていないでありますし、そのあたりは良いでありますよ。方向音痴とかでも内でありますからな」

「・・・間違えていたら悲惨」

『陸って海みたいに広いですね』


 現状、移動手段としてはカトレアの木の椅子に車輪装着して馬車モドキモードで、サクラとハクロにけん引してもらい、アイラは並走して水球で泳いでいる感じだ。


 これよりも身軽でかつ早い移動手段はないし、文句は言えないな。


 自動車とかがあればいいけど、魔道具(マジックアイテム)や魔法と言ったものがあるのにないからな。

 いかにどれだけ文明の利器が優れていたかってわかるよ本当に。



 とはいえ、夜空を見て見ると星が多くみられ、結構きれいでもある。



・・・・晴れているときはいいけど、雨降ったら野宿って大変なんだよね。


 周りに溝掘って、アイラの水球を薄ーく伸ばして雨受け皿にして、さらにカトレアで木を成長させてもらって雨よけにする。


 でも、そうなると自然と全員の距離が近くなって、朝起きたら寝相とかで窒息死させられかけるからな・・・・・個室が欲しい。



「旅先とかでも、自由自在に家を出したりして寝泊まりできるような道具があればいいんだけどな」

「世の中そう都合よくはいきませんってレイ様。あったらそれはそれで大変でしょうし」


 それはわかるけどね。


 道端にいきなりどーんっと家ができていたりしたら逆にものすごく警戒するわな。



 そうそう都合よくいかない現実には溜息出るけど、まあ仕方がないよね。


・・・・なので、目的地に着いたらまず最初に家の確保をしようかと考えるレイであった。

・・・ちなみに野宿時、ハクロの糸で周囲に罠を張り巡らせ、ついでに魔法を少々応用して、夜間の盗賊などによる襲撃に備えて交代で見張って起きることをしています。

一か所に集まって寝るので、下手すりゃ寝相の悪さにつぶされる危険性はあるけどね。


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