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魔法が使えてよかったと思う時

出演と使い魔予定はないけど、書いてみたら半魚人とかも出してみたくなった。需要あるかな?

・・・・アイラが新たに使い魔として加わったが、ここで問題になるのは移動方法である。


 下半身が魚故に、陸上では体を引きずる形となり、乾燥したらヘロヘロになってしまう。


 とはいえ、木の箱でも作って水槽代わりにして車輪を付けてサクラに引いてもらうという方法も今一つだ。


 坂道とか揺れとかで水がこぼれるし、下手すりゃひっくり返って大惨事の可能性もあるからね。



「要は湿り気を得て、なおかつ陸上でも問題なく活動できるようにだから・・・・」

「そんな都合のいい方法ってありますかね?」

「マーメイドは水中を泳ぐ・・・・空中も泳げればいい」

「ふわふわと浮ければいいでありますのになぁ」

「「「それだ!!」」」


 サクラのその一言で、レイたちは活路を見出した。


 ふわふわ浮く・・・つまり、シャボン玉のような物を作り、その中にアイラを入れて、彼女自身に動かしてもらうという方法だ。


 中を水でたっぷりに、要は「アクアボール」の魔法ででっかい水球を作り、その中に入れて後は何とかコントロールしてもらえればいいだけである。


 幸いにしてサクラはマーメイド、水属性の魔法に関してはモンスターの中でもかなりの高度なコントロール力もあるようで、うまいこと行くことができた。



 「アクアボール」の魔法を発動させ、通常のサイズの物よりも大きく、アイラを包み込むほどのサイズの水球を顕現させる。


 その中にアイラを入れて、強度を増すために魔法を重ねがけすれば完成だ!!




「うまいこと言ったな」

「これであとはこの水球の主導権をアイラに移して」

「空中でも泳げれば」

「完璧であります!!」



 アイラが恐る恐る尻尾を動かし、水球の中で動くとその水球も併せて動き出す。


 移動方法はこれで確立したようであった。




・・・ここでアイラと関係を持てたのはよかっただろう。


 魔物使いと使い魔には、互いになにかしらの影響を及ぼすというモノがある。


 アイラと関係を持ったことで、レイの水魔法に関しての精密さやコントロール力が上がったので今回のこの水球移動方法はうまくいったのである。



 アイラの方は、同じような方面で水魔法が強化されたのであろう。


 レイの作り出した水球を自身の物として主導権を握れたようで、もううれしさのあまりいい笑顔をしていた。


 純粋過ぎてちょっと眩しい・・・・・キラキラしている、すっごいキラキラと嬉しそうにしているよ。






 移動手段を確保できたところで、ベタリアンのギルドに向かうためにレイたちは帰路につく。


 ・・・・はた目から見たら何だこの集団と思えるだろうな。


 プリンセスドリアードをケンタウロスとアラクネがけん引し、その横をふよふよと水球が漂ってその中にはマーメイドがいる。


 全員その美しさの方向性が違うけど美女ばかりであり、通りかかった人が見とれるほどである。


 


 しかしなぁ、アイラの会話方法が歌によるコミュニケーションで、ハクロたちの通訳がないと会話が成り立たないって言うのをどうにかしたいところである。


 何とか言葉を覚えてしゃべってくれたらいいけど・・・・このメンバーの話方って個性があるし、個性的なものに変化しないよね?そこがすごい不安である。




そのうち二つ名が決まりそう。本人が聞けば悶えそうで、周囲が聞けば男性がけっと吐き捨てそうなものにね。

そろそろ人物設定をまとめたほうがいいかな。

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