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気がついて

気絶から覚めるまでに、適当に近くのモンスターが寄ってきたら狩っていました。

・・・・夕暮れが近くなり、やっとケンタウロスが起きた。


 鎧を着ていて、頭の方にも兜をかぶっているけど、気絶から覚めてすぐに起き上った。


「・・・(それがし)は負けたのでありますか」

「ああ、気絶してな」


 正直言ってもう少し加減すればよかったと思えるけど、、まあ別にいいか。


「一応、身体に軽い電気ショックが流れただけだから電気の火傷とかはないだろうけど、とりあえず俺の勝ちでいいんだよね」

「うむ、実力はよく理解できたし、某の弱さをよく理解できたであります」


 腕を組み、理解して納得するかのようにうなずくケンタウロス。



「某は貴公の下に付き、使い魔として過ごし、自身を研鑽することを望むであります」



・・・自分の意志で決めているし、断る意味もないだろう。


 ちょっと堅苦しそうな性格っぽいけどね。


「それじゃあ・・・・使い魔として、今日からお前の名前は・・・」


 使い魔とするならば名前を与えるが、このケンタウロスにはどのような名前が良いのだろうか。


 甲冑を着ていて、ちょっと顔とかが見えないし・・・・ケンタウロスで下半身が馬・・・・馬肉・・・・サクラニクって言葉があったような。



「よし、お前の名前は今日から『サクラ』でいいか?」

「ふむ・・・・『サクラ』でありますか。承知した!!某は今日より主君に仕える『サクラ』と言う名で、仕えるであります!!」


 びしぃっ!!と綺麗な敬礼をがした後、シュピンッツ!!っとカトレア以来の音がして、手の甲に文字が刻まれていた。



「『使い魔3体目:サクラ』・・・っと」


 新たな使い魔として、今日、ケンタウロスのサクラが俺たちの仲間に加わった。



「あ、もうだいぶ日が暮れそうだな」

「お任せするであります我が主君よ!!このサクラの背に乗ればどこへ行こうとも超・高速で!!」

「ハクロたちがいるし、とりあえず今はまだ皆のペースに合わせてくれ」


・・・ああ、こいつあれか。猪突猛進みたいな熱血タイプだな。


新たな使い魔サクラ。

その鎧の下の姿が出るのは次回です。

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