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とりあえずまずは初依頼だ!!

1日1話、時間は不定期で落ち着いてきた感じである。

書けたら出していく感じかな。

・・・登録から数日たち、学園がやっと休日となったこの日、レイたちはギルドを訪れていた。


 ランクはスキップ申請によっていったんCランクとされているので、どうやらギルドカードもCランク用の色・・・銅色のようである。


 これって多分Sだと金色だろうけど、それ以上だと何色になるんだろうか・・・?


 黒とか虹色とかあるのかな?そこがちょっと気になる。




 まあ、そんなことは置いておいて、俺達は今日初めて依頼を受けることになった。



 Cランクまでの依頼ならうけられるのだが、最初はやはりコツコツと穏やかなものから入った方がいいだろう。



「ゴブリン殲滅、畑仕事の手伝い、盗賊狩り・・結構あるな」

「モンスターの討伐が多いですけど、Cまでだと結構限られていますよね」

「ゴブリン殲滅はわかる。けど、オーガはどちらかと言えばBなのでは?」


 ギルドの依頼が張られているギルド掲示板前で、レイたちは各自の意見を出し合う。


 どの依頼が良いのか見定めて、出来るだけ今日は初体験ということで日帰り程度で可能なものを探すのである。


 なにせ、依頼によっては場所へ向かうのに1カ月かかるものさえあるのだ。



・・・移動手段が徒歩や馬車しかないからね。車とかがないこの世界だとそれなりに時間がかかるよ。


 まあ、ハクロとカトレアの足元を凍らせて、スケート走行すれば結構早いけどね。あれは車並みだけど、平地でないと結構危ないしなぁ。





 一方、ちょうどギルドにいた他の冒険者たちはハクロやカトレアの姿を見て内心ガッツポーズを上げていた。


 もともとこの都市の学園にレイは通っていたが、その使い魔が美人だという噂を聞いて学園祭まで見に行った人たちがいるくらいである。



 レイたちが冒険者になったことで、ギルドに居ればハクロやカトレアの姿を拝める回数が格段に増える。


 そのため、目の癒しが増えたことによって祝杯を挙げる冒険者がいたとかいなかったとか・・・・・。


 ギルドの受付嬢たちも見た目は良いのだが、やはりハクロたちのモンスターと言うか、そう言った独特の美しさの前ではかすむように、彼らは感じていた。


・・ただ、その姿に見惚れて、同じパーティの女性冒険者たちに足を踏まれ腹を殴られ、頭を押さえつけられ、顔面膝蹴り、急所をハンマーで、腕をあらぬ方向へ曲げられる・・・などと言った被害もあったが、






「よし、この依頼にしてみようか!!」


 悩んだ末に、条件的にあてはまる依頼を選んだ。


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『森の薬草採取』

ベタリアン近郊にある『ドべべの森』で、そこにしか生えない薬草「ネバコス」を20本採取せよ。


必要ランク:D



「ドべべの森」

都市ベタリアン近郊にある小さな森。

そこそこ貴重な薬草の群生地でもあり、薬剤師たちにとっては重宝すべき森。

ウインドウルフやマッスルゴブリンと言った他の森では見られないようなモンスターも出現し、素材を狩る場所としても初心者にとって優しいとされている。


・・・ただ、大半のモンスターの群れが移動する際に寄る場所でもあるので、注意は必要である。


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「ネバスコの薬草は知っている。こういった感じの・・猫のような、箱のような感じの薬草。効能としては速力増強、体力増強、煎じ方を間違えれば目が光ってネコのように見えるようになるという変わった薬草」


 カトレアがその薬草の説明をしてくれたところで、受付にてレイたちは依頼受注手続きを行う。


 こうやって手続きをきちんとしておかないと、同じ依頼を重なってうけてしまう冒険者が出てしまうのだ。


 そのため、手続き後はその依頼は回収されて、きちんと達成するまで受付の方で保管されるのである。



「それじゃ、ドべべの森へ初依頼いくぞ!!」

「「おおー!!」」


 初めての依頼に心躍らせながら、レイたちは向かうのであった。



男性冒険者と女性冒険者の比率は大体6:4ぐらいかな。国によっては7:3、5:5、9:1とかになるかもしれない。

そして、見た目がきれいな人を考えると・・・・ハクロたちのような美しさを持つ人は結構貴重である。

ベタリアン支部ギルドの冒険者たち、癒しの人達の姿を見れて結構ついているのかもしれない。

そして、すでにファンクラブができていたりする。

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