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冬の帰郷

本日3話目です

数日後、学園で終業式が行われ、冬休みへと突入した。


 各自それぞれバラバラに寮から出て帰郷するモノや、残ったままでいる者達がいる中、レイたちは帰郷する方であった。


 ただし、兄であるバルトとザッハとは同じ馬車には乗りたくなかったので、家から馬車が来たが、別の馬車の方に俺たちは乗った。


 とはいえ、横をハクロが並走しているのでどっちに誰が乗っているのかはすごくわかりやすい。


 なお、冬休みの宿題はどうもないようで、あくまで自主学習に取り組めという感じのようである。


 ここで自主性を判断するんだろうな。遊びほうけていたらまず確実にやばいことになるだろうしね。



「とはいえ、冬休みに何をやればいいのやら」

「森の方で魔法の訓練でもしたらいいんじゃないですかね?禁書庫で新しい面白そうな魔法を見つけてましたからね」

「座学の方でも、私たちなら教えることができます」


 ハクロとカトレアは授業中に隣にいて、一緒にしっかりと授業の内容を理解していたらしい。


 うん、教えてもらったほうが良いな。家庭教師代わりになるだろうし、使い魔だから安心感がどことなくあるからね。





 馬車に揺られてガタゴトガタゴト・・・・・こういう揺れとかってどうにかならないもんか。


 スプリングとかもあればいいだろうけど、一番の問題が道だよな。現代日本のように舗装されているわ毛じゃないからな。


 いや都市とかは石畳敷き詰めでなっていたりするけど、やっぱり結構こういう行き来の道のりはむき出しの地面なんだよね。


 いつかだれかこういうので舗装してくれればいいなと、道中レイは思うのであった。


 

前方にバルト達の馬車、後方にレイたちの馬車。そんな感じかな

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