合宿終了
本日4話目
やや短め
・・2泊3日のエルーサーの森の合宿だったが、カトレアが例の使い魔になったこと以外は何事もなく無事に終わった・・・のかな?
真夜中に寝ている二人に触れようとした人たちがよく朝、吊るされている光景があったからね。
糸と木の根を駆使して互いに安眠のための睡眠妨害対策を取っていたようである。
安眠したいというのは互に一致していたからこのようなことになったのだろうけど、なんかファンが二人に増えているぞ。
合宿終了後、学園の寮に戻ったが、後数日ほどで夏休みが言い渡されるらしい。
「案外早く月日が過ぎましたよね」
「まあ、魔法の授業に関してはその時間禁書庫に入り浸れていたからいいけどな」
でだ、夏休みになったら大抵のものは実家に帰郷するのだが、一応現在は言っている情報だとあのバカ兄・・バルトとザッハは今年も変える予定はないそうだ。
夏休みの補習が多く、この都市にいたほうが楽らしいけど何やっているんだろうかこの二人。
それでも次期当主とその補佐なのだからしっかりしてほしいとは思える。
俺ですか?継ぐ気は全くない。15歳の卒業時に冒険者になって過ごそうかなと計画中。
ただ、魔法の腕を惜しむ先生方が宮廷魔導士とかに進んだらどうかと言われているのだが、なるつもりはない。
国に縛られず、自由に生きたいと思えるからね。というか、ハクロたちを使い魔にしているから魔物使いの方が俺の天職なような気がする。
なお、カトレアに関してだが・・・・この都市に来た影響か、今年は都市の周囲の畑で豊作の可能性が出てきたらしい。影響力すごいな。
まあ、来ている服は当初は葉っぱで作られたものだったけど、今はハクロの糸で作ったゆったりとした服にしたよ。
・・・いやだってさ、椅子に座ってのんびりとしているから経っている時よりも強調されるぶ分がより目の毒になっていたから・・・・。
ハクロがややふくれっ面で怒っていたけど、めんどくさかったのかな。
数日後、夏休みとして終業式が行われて学園は夏休みへと入った。
・・・でもね、この世界でもしっかりと夏休みの宿題は山ほど出されていたよ。きちんと出せなかった者は始業式時に何かしらの罰が言い渡されるようだしまじめにやらないとなぁ・・・・。
「でもこの程度なら数分ほどでできますよ?」
「・・・確かに、これは楽」
おいハクロ、カトレアよ、お前らにとっては楽かもしれないけどこちとら10歳児で体力面で負けるからね?
代わりに宿題をやってもらうつもりはないけどね。自分でやらないと意味がないし、そもそも筆跡が違うからな。
魔法の方もまた暴君の森でカトレアを加えて練習とかしますかね!!
領地へと帰るレイたち。
その一方で、何かしらの思惑が知らぬところで動きそうである




