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エピローグ

・・・・ついに来てしまった最終回。

・・・・・それからかなりの年月が経った。


 レイたちは多くの国や場所を訪れ、面倒ごとを避けようとしていたはずなのにあちこちで巻き込まれまくった。


ある時は海の怪物クラーケンの大群との戦闘になったり、


またある時は国の王位継承権をめぐる争いに巻き込まれたり、


そしてまたある時は、あの愚王とかにいろいろしていたらしい黒幕との対決があったり、



 もう各地で確実にと言っていいほど巻き込まれたことに対して尽力を尽くし、いつしかレイと使い魔たちは穏やかな生活を望んでいたはずが・・・・・・




 なぜか建国して一国の主とその妃たちとなっていた。


 何処をどうしたらそうなるのか彼ら自身でもよくわかっていない。


 けれども、なってしまったものは仕方がないのでレイたちはおとなしく一国をおさめることにした。



 皆で協力して国を運営し、各国からも注目を浴びる羽目になったが。


レイと使い魔たちの中の睦まじさは国民のあこがれの的になり、他国から友好を結ぼうとして金品を納めたり、果ては娘まで納めてくる国すらあった。


 その中にはストラクト王国の王女もいたそうだが・・・・差し出されたというよりも自ら求婚してきたという。


 理由としては一目ぼれだったとか。







 国は繫栄し、発展ぶりから狙うような輩も出てきた。


 けれども、なぜか情報が察知されているのかすべて未然に防がれ、国の平和を脅かせるものはいなかった。




 そして、長い年月が過ぎていく。


 不思議なことに、レイの寿命は人間を超えていた。


 使い魔たちとの共有関係の様なものがあるのかもしれないし、なにかあったのかもしれない。


 しかし、いつかは必ず終わりが来る。






 国が栄え、王位から子供たちに退いた後レイたちはそっと国から去り、どこか誰も知らないような地にたどり着き、そこに小さいながらも家を建て、皆で余生を過ごした。


 


・・・・レイの寿命が尽きたとき、使い魔たちもまた同様に一緒に天へと召された。


 主が天へ召された時に、使い魔たちもまたついていくことにしたのだ。


 その天への道案内には・・・・・翼の生えた、レイの使い魔でもあった者がしたという。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







・・・・・・何処かの世界のとある森の中にある湖のそばで、笛を吹き、音楽を奏でている少年がいた。


 眼をつむり、湖のそばにあった石に腰かけて音楽を奏でていく。



「・・・っと、来たか」


 物音に気が付き、そっと目を見開いた少年の目の前には、美しい少女の姿があった。


「音色を辿って、ここにたどり着けましたからね」

「あいかわらずというか、待ち合わせ場所を示した地図をまた無くすというドジをやったのかよ」

「失礼ですね!!今回はついうっかり焚き火の火種に使っただけですよ!!」

「うっかりでどうしたらそうなるんだよ!!」


 反論し、互いに言い争ったが彼らの顔は明るい。


 喧嘩しているようだけど、互いに信頼し、わかり合っているのだ。




「さてと、今日もここに集まれたしまた適当にどこかへ遊びに行こうか・・・・ハクロ」

「はい、一緒に行きましょう!!」


 少年が声をかけて、少女・・・・ハクロはそれに従って一緒にどこかへ向かう。


 彼らが何者なのか、何処へ向かおうとしているのかはまだ彼ら自身でもよくわかっていないこともある。


 けれども、世界が変われどいつまでもずっと一緒だと互いに心の底から想いあっているのであった・・・・・・



ここまでご愛読いただき、ありがとうございます。

急な最終回となったでしょうが、ここにお詫び申し上げます。

様々な都合上というか、矛盾点や伏線の回収の問題なものもあり、今回で最終回とさせてしまいました。

本当はまだまだ続けたかったのですが・・・・・この最終回に乗っているような話とかですね。

ですが、この作品を書いているとやはりどこかで足りないような気がして、自分の書きたいところからいつしかズレていました。

なので、また魔物使いシリーズ・・・・いえ、今度は少々変わるでしょう、新作が出来次第、活動報告に乗せておきます。


最後に、本当に今までご愛読いただきありがとうございました!!今一つ締まりのない終わり方ですが、今度はできるだけもう少しやりたかったところとかを出来るようにいたします!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 昔京都の寺に品の良いお婆様とお爺さんがお婆様の出した水筒お茶をとても美味しそうに飲んではった あれは、ハクロ達なのでは、ないか? 私もそんな相方を探して60年あの時のお爺さんの恐らく年かなー…
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