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魔物使いでチート野郎!!  作者: 志位斗 茂家波
面倒ごとはやってくる
129/154

首都ヴァルガス到着!!

短め


 ベタリアンで一泊した後、レイたちは首都ヴァルガスへと進み、ようやくその首都が見えてきた。



「なんというか・・・でっかいなぁ」

「王城があるこのストラクト王国の首都ですからね。人口も多いでしょう」



 迷宮都市(ダンジョンシティー)ルンべルドンも都市の周囲は城壁が囲っている形であったが、首都ヴァルガスの方がはるかに頑丈で大きな城壁が建設されていた。


 例えで言うなれば、某巨人の壁の様な見た目であるけど・・・だいたい25メートルほどの高さはあるかなこれ?



 首都の周囲には中に入るための関所があり、多くの人が並んでいる。


 ストラクト王国の中心でもあり、多くの貴族とかが仕事のために泊まる場所でもあるので、その分警備が厳しく敷かれているようであった。


 きちんとされているようで、遠目でだが賄賂を渡して通ろうとした者が居ても、すぐさまなんかムキムキの人達に首根っこ掴まれて連れていかれたりしているけど・・・・どんな目に遭っているのかは考えないでおこう。






 レイたちもギルドカードなどできちんと身分証明されており、すんなりと首都内に入ることができた。


 ただ、ハクロたちの姿はやっぱ目立つようで目を引かれる人が多かったな・・・・。


 そして、もはや恒例というか、その目を引かれた男性たちの恋人らしい方々がその足を蹴り腹を殴り、髪を剃って、顔面に鉄拳制裁していたりなどもあった。


 うん、あの光景って怖いな。というか、一つだけ精神的なものもある気がする。




 まあそこは考えないでおいて、今は城の方へ向かう。


 謁見という形と、指名依頼内容についての報告という事になるのだけれども・・・・ガウン国王と会うのはものすごい久し振りになるからね。


 

「にしても、首都だけあって他の都市以上に賑わっていますよね」

「にぎやかだし、明るい人も多い」

「ただまぁ、噂ではたまーに国王自ら抜け出してお忍びで人込みに紛れたりするそうでありますけどね」

『どっしりと構えるよりも、人の情報を自ら集めるタイプかなー』

「国王の部下とか大変そうッシャけどね」

「それは言えるなのん」


 とりあえず、さっさと済ませて帰りたいかな。こういうところって絶対なにかしらの面倒ごとがやってきそうだしね・・・・・

面倒ごとは常に主人公に付きまとうものです

特に人が多いこの首都だと・・・・・

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