380話
騎士がムカつき、本気で責め立てる。西洋剣なため、その刃は叩き潰すため、少し重めに設計されている。それを受け止め、自身の方へ引っ張る。剣に振り回されるような形で体がさらに騎士の方へと行ってしまう。
そして騎士の本気の殴りが腹に入った。浮いたその体を遠くに飛ばす。その時に落とした剣を拾い。剣の両端を押さえ膝蹴りで壊した。尖った部分ができてしまった・・・。そこの部分で、オークの顔面を突いている。
出血や、目潰しも終わり、最終的には喉に突き刺して殺していた。よそ見をしている間にチーフの戦いは終了していた。そして残るは魔術師たちの戦いだ。騎士道を重んじて、戦うところには参戦しないようだ。
多分、騎士道というよりかは、自分が戦っているところに乱入されたくないという気持ちからだろう。今横槍を入れられたなら、魔術師も絶対横槍を入れにいくだろうな・・・。
今日はここまでかな?次の階で戦う相手はハーピーだ。手の代わりに翼が生えた獣人っぽいやつだ。必要になってくるのは遠距離武器だ。特に魔法なんかは一番だろう。ここでアサルトだったら大活躍だろうけどな・・・。
その代わりの魔法だ。だが、今の戦い方だと魔力不足で負けても困るからな。明日だ明日。その前に終わるのを見届けてからだ。もし、ピンチになれば介入するか、死んで2日後になるのかだな。
二人がまとまって行動をしているせいで、互いに打ち消しあっている。せめて離すことができれば、なんとかなったのだろう。シールドが使えれば楽になるのにな。早くレベルを上げて習得してほしいところだ。
俺たちの戦いが終わったのを確認したようだ。オークの周りを回り出す。動きながら魔法を放つことで撹乱しているようだ。そして、ここに飛んでくるのがファイヤーランスだ。さすがは狼だ。スタミナが高い。
いくら動いても息切れをすることなく動き続けている。アイスバレットを放ちながら、上空に氷塊を作り出す。あれを落とすつもりだろう。
今も片方のヘイトは白狼にもう一方は魔術師に向いている。ファイヤージャベリンがオークの足元に刺さることで一歩下がる。そして、オーク同士の背中がくっつく。その瞬間に氷塊を落下させた。氷塊の落下と同時に白狼と魔術師は動き出す。
位置変えだ。相手の属性を切り替えるべく動き出した。氷塊を避ける時に分断することができ、完全な1対1が行われる。その結果、勝利をした。だが、魔力はぎりぎりなようだ。
ドロップは魔石ばかりではっきり言って使い物にならないものだ。
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