358話

　今、まことしやかに囁かれている噂は、ダンジョンの税金が上がるということだ。ただそれだけではなく管理がしやすいように政府が作る制度によって決めるというものだ。裏金を作ったことによって、信頼よりも裏金作りが激しい政府。

　果たしてどんな政策になるのやら。あのインボイス制度を彷彿とさせる。インボイス制度を簡単に説明しよう。収入が1000万円以下の人の納税義務が増えました終了。

　今のところ予想されているのは、ダンジョンの税金が上がる代わりに、会社に属しているならば、その税金を下げますよ的なものだろうということだ。手数料という名で税金が取られると予想されている。税金とかそんな名前ではなければ警戒しないだろうという甘ったれた考えのようだ。

　まあ、まだ考えられている政策なのだろう。雇用を生み出したいのかもしれない。多分考えすぎだろうけど。会社が増えることで法人税も増えることだ。対策をすれば税金が増えて、対策をしなければ税金（手数料）を得られる。

　ゲスい政策だな・・・。年金がもらえる年はどんどん上がっておりもう払わなくてもいいんじゃね？と言われるようになった。そして、移民による生活保護として金をばら撒く始末。期待もクソもない。スパイとして捕まえればいいのに。

　それに対抗するように何個かの会社がダンジョン部署を立ち上げている。ギルドとして会社を作ろうかという意見もあるようだ。おそらく依頼という形で、必要な物を注文してもらい。それを取りに行ってもらうという物だろう。手数料とかを考えると、こっちの方が安いのかもしれない。

　だが、必要に応じて値段が吊り上がるかもしれない。そう考えると、儲かる可能性は高そうだな・・・。必要のないドロップは全て政府が買い取ってくれる。そして政府が企業に販売することで政府が儲けを出しているのだ。

　その仲介手数料（値上がり）が少ないのであればギルドに注文する方がお得だろう。そんなことからもうけがでそうだなと期待することができる。こんな政策をする予定の政府が悪い。あくまでこれは予想だ。政府がダンジョン関連の税金を出すのはほぼ確定だとして、政府が潰れるのも時間の問題だな。

　戦国時代みたいにならなければいいな・・・。外人狩りをしていた地域には外人が全くよってこなくなり、そこに人が集まるようになってきているらしい。反対に中国人に与えた地域の周りの土地価格はどんどん低下しているようだ。

　蛆は取り除かないとねー。