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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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347話

 免許も無事獲得できた。そして卒業式が終わり、大学近くのマンションに引っ越した。(徒歩で30分ぐらいのところ)


 一人暮らしをしてから親のありがたさを実感している。まずは料理だ。料理、できるのはできるんだけど・・・。レパートリーが少ないのと、慣れていないため時間がかかる。レパートリーを増やすため練習中だ。


 掃除や洗濯とかはまだ楽だが、皿洗いあれは滅んでほしい。油物をしたときに洗剤で洗ってもさらにこびりついているあの油・・・。あれが一番許せない。


 一番ありがたかったのは、炊飯器を買っていたことだ。腹の足しになるのはご飯だ。肉ではない。毎日肉ばかり食べる生活をしていると腹は満たされるが財布は満たされない。逆にすっからかんになってしまう。


 漫画であれば、朝ごはんはご飯に味噌汁、あとは焼き魚だろう。だが実際の朝ごはんでは、食パンにベーコン、コーヒーにヨーグルト辺りだろう。朝に弱い俺ではそんなしっかりとした料理を朝から作ろうとも思えない。


 親に楽な調理方法どんなものがある?と聞いたところ真っ先に上がったのが肉じゃがだった。お嫁に行くなら肉じゃががウンタラカンタラ、みたいなのがある。すき焼きのタレですぐにできるそうだ。すき焼きのタレを少し味を変え、煮込むだけでできると聞いた。あとは鶏ハムとかローストビーフかな?


 値段的に言えば、牛肉の方が高く、鶏の方が安い。だが、美味しさ的に言えば鶏の方が好きかな?ローストビーフの場合はもも肉を使うことになる。その時は大体調味料がついているものを選ぶ。それを満遍なく練り込み、表面をじっくり焼く。それをジップロックに入れ1日放置する。


 晩御飯にでも沸騰したお湯に30分?ぐらい入れておくと完成すると言われた。そして味付けのタレは市販品のものにした。ここで俺はやらかしてしまった。時間を測るのを忘れていて、完成したのは15分だ。その結果、ほぼ生肉の状態で食べてしまった。


 結果はお分かりだろう。普通に腹を壊してしまった。次は鶏ハムだ。鶏ハムの調理もあまり時間がかからない。鶏胸肉をササミ程度の大きさに切る。そこに塩と粗挽き胡椒と少量の砂糖をいれ、ラップで包み1日放置する。


 それを15分ぐらい湯煎して完成だ。しっかり湯煎をすることで食あたりも確実に避けることができる。そして、サラダに乗せて食べるとシャッキとして甘味のある野菜に塩の味が効いた鶏肉が口の中に入りおいしかった。


 あまり時間をかけずに茹でてしまうと食感が落ちるので嫌という人はしっかりと茹でよう。そこが注意点だ。初心者が始める料理ならばとのことだった。職業を料理人に変えることで包丁さばきにアシストが入った。


 油ものはしない方がいいとまで言われていた。その忠告を無視して作った唐揚げは味がしっかりとついていて美味しかった。だが作り過ぎてしまった。結局召喚獣に食べてもらった。マジックバッグの中に調理道具を入れていくのもアリかもしれないな・・・。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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