343話
リッチを狩って金持ち(rich)になろう。やかましいわ。そんな親父ギャグが頭の中に浮かんでしまった。
(本編には関係ないよ)
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リッチを狩っていた時にそいつと出会った。リッチのくせに剣を装備しており、体から冷気を放っている。さらにお供として通常?のリッチを2体連れている。通常?となっていたのは、徒手格闘をするのかもしれないという思いからだ。
後ろの1体は、魔術師の不意打ちにより仕留めることができた。そして、その1体と魔術師による戦いが始まっている。そんな中で俺と騎士が協力してその剣士を倒すことになった。リッチであり剣士でもある。そうなってくると戦法はカウンターが基本になるのかな?
元の体は魔法使いだろう。それなら足も遅く防御力も低い。防御と攻撃を同時にするのならカンターが1番だ。騎士が殴りかかる。それを剣で受け止めた。
殴ったことによる勢いは残り、後ろに足を擦るようにして下がる。俺も攻撃に参加しようかな・・・。刀に手を当て、詰め寄ろうとした時だった。魔力が膨れ上がる。魔法を使うときの前兆だ。
詰めるのをやめ、魔法の防御へと行動を変える。シールドを騎士の周りに出す。これで怪我を抑えることができる。俺の方に飛んでくる魔法は余裕で対処できる。対処中に俺の方に攻撃を仕掛けてくるのが一番あって欲しくない行動だ。
それなら騎士を戦いやすくして足止めしてもらった方がいい。予想通り、俺と騎士を狙った攻撃だった。一番大切な足元、腕、頭、腹に多くシールドを出していたことにより防がれた。隙間を狙うような大きさではなかったことにより、ずらすようにしてシールドを出していた。魔力消費はその分大きくなる。
守り切ることができずにダメージを負わないように配慮したシールドの出し方だ。騎士の攻撃にガードをした剣が中心あたりから砕け散った。だが、すぐに魔法を発動する。折れ始めの部分から氷で補強し始めた。
魔力を削る作戦に変更だ。思考回路はおそらく剣が破壊されたら修復をする。それの繰り返しの可能性が高い。剣が砕け散ったタイミングで騎士の腕は伸び切っており、リーチも途切れている。カウンターを決めることができるタイミングだ。
それなのに、剣を修復するために引いた。カウンターをする前に剣を破壊できたら、無防備になる。さらに剣を修復するために魔法を使う。そのタイミングで魔法を使えば・・・いけるな。
その氷を溶かすために火魔法を使いたいのだが、騎士がいるのでそれも使うことができない。だが、質量がなくなった剣で騎士の攻撃を受け止めることはできない。
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