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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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329話

 一番最初に近づくのは目の前の分身体だ。それはウルフも思っているだろう。その分身体と入れ替わる。分身体は俺がいた左側から近づき魔法を腹あたりに当てる。動き回りながら、ファイヤージャベリンを飛ばす。決定打に欠けるな。


 魔力で身体能力を上げて簡単に避けているが、攻撃に魔力を多く込めるほど戦闘時間に余裕があるのかどうかすらわからない。それならしないほうが得策だ。火魔術が当たって毛皮が燃え出すが、動いた時に起きる風でその火が消えてしまう。


 銃から刀に切り替える。分身体と騎士を入れ替えできたらいいのにな・・・。上段で構え近づき、振り下ろす。だが、爪により防がれてしまった。半分ぐらい切り込みが入ったが、刀が止められてしまい威力も消えた。


 刀を手放し、一旦後ろに下がる。ウルフでは刀を扱えないだろう。それなら倒し終わってから回収するまでだ。手を離して回避していなければダメージを負っていたのだろう。反対側の前足で攻撃がそこにはあった。しっかりと爪を出しており殺す気であったことは一目瞭然だ。


 刃の根元から折り、柄の部分は地面に捨てられた。刃の部分はまだ爪についている。今の状態だと爪を引っ込めたりはできないだろうな。かといって爪から刃を取り除く時間を与える訳もない。動きも遅くなったようだ。滑り止めとしても肉球を使う時に爪も巻き込み、自身の肉球へダメージを負うことになる。


 それを防ぐため怪我が最小限で終わるような動きによる攻撃が行われている。引っ掻きの攻撃を外に弾き、空いた顎に掌底を入れる。上を向いた隙に横に回りファイヤーランスを当てる。


 ここで火魔術は一旦終わりだ。ここからは質量で押し切る。そのため、使う攻撃手段を土魔法に変更する。位置エネルギーを取り入れるため、空中にアースランスを生成する。その間の攻撃は顔面を狙うようにアースバレットを飛ばす。


 その魔法を避けるか、破壊するかしなければならない。そうすることで攻撃をするまでのスピードを遅らせることができる。


 魔法のコントロールを解除し、アースランスの雨が降る。魔法を火魔術に戻す。横から飛ばすのはファイヤーランスだ。これで魔法の雨だ。空中にシールドを張って止まっている分身体と入れ替わりそこに立つ。シールドを張り直す。


 また土魔法に戻してこれで終わらせるようにアースボールに魔力を込め質量と大きさで押しつぶす。だが、斬撃によってそれを壊され礫の雨に変えられてしまった。



誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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