325話
ショットガンを装備し、腰には拳銃を入れている状態だ。腕が疲れないように改造をしているものではなく銃口が2つのものを使っている。
まずは8階のアンデッド集団だ。ゾンビは頭をぶち抜くことで動かなくなる。ということがわかっているので、そこを狙う。問題はレイスだ。通常の弾だと貫通してノーダメージで終わってしまう。それなら属性を付与するしかない。付与する属性は火かな?
外したとしても他のゾンビにあたれば匂いは最悪だが、燃え広がる。ショットガンを構え、ゾンビに近づく。引っ掻きの攻撃をしてくるので、それを股下を通るようにすり抜け、背中にショットガンを当てる。
腕を振り回しながら俺の方に向いてくるのをバックステップで回避する。死体になってから筋肉がつき出すことはない。ムッキムキの動く死体があるのなら見てみたいわ。時間が経てば立つほど、その筋肉が硬くなる。防御力なら高そうだが、柔軟性という面では劣ってしまう。腕を振り回した攻撃だが、体がその反動に耐えることができない。
「きも。」
背骨を中心に360°腕を回転させながら攻撃をしてきた。(骨盤上のところの骨)腕を破壊し、動きが止まった時に顔面に当て、殺した。
レイスだが、見つかっていない時は空中に漂っているだけで動きもしない的だ。そんなもの相手に外すわけもなく、体に当て粉砕した。
11階のゴブリンだが、人数不利なので騎士を召喚したが、無双をしてしまったのでどうしようもなかった。次はトレントだ。火属性の弾に変更だ。そして両手に拳銃を構える。
大きい的だと、当たるだろうと考えていた。地面から生えて俺ごと串刺しにしようとしているその根を避けそれに拳銃を掠める。当たったのには変わりはない。火属性の効果により燃え出す。だが、地面に隠したことにより、その火は消えてしまっただろう。
どんなに太くても、連射すればいつかは穴が開くだろう。違法装置としてマシンガン化するやつはあったのだが、その時のニュースを見ていると反動がやばそうだったのでトリガー式にしている。
その時に知ったのだが、今使ってるような魔力で作られた銃だと音が小さかった。2丁とも木の幹を狙い弾を飛ばす。左のエイムは悪かったのだが、右の方はほぼ完璧だ。何発か外したが、根からの攻撃を避けながら行ったと考えると十分使えた方だろう。
大蛇相手に皮膚に攻撃するのは無意味だった。攻撃をしたところで当たった瞬間弾が消える。結局、いつもの効率のいい。毒を吐く瞬間に口の中に火をつけるやり方で殺した。今の実力じゃ、ここまでが限界かな?
ここから先は相手の方が多いのが確定だし。
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