324話

　ショットガンや拳銃で蜂の巣にするのが楽しくて、魔法や刀を使っていなかった。その勘を取り戻すべく昨日は銃は片付け、刀を装備していた。それも終わったことだし、今日はショットガンでどこまで行けるのかを試したい。銃を使うときぐらいは跳んでもいいかな？と考えている。

　空中で体を捻りながら体に当てるというミラクルショットなんかも起きるかもしれないからな・・・。ショットガンについてあれから調べてみると、思ってたよりも種類があった。散弾銃なのに、中距離もできるとか知らなかったな・・・。

　連射も結構いけるっぽいし、ショットガンだけでしばらくは十分かもな。銃を使うのは楽しい。けど、殺す効率は魔法のほうが段違いに高い。威力もそうだし、安全面からもそうだ。気分転換ぐらいに魔法を使うのがちょうどいいのかもしれないな。

　もちろん練習もするとも、来年行く大学には試験の時に使っていた魔法当て用の的もあるようだ。その中心をずっと当てれるように練習はするつもりだ。これも奥の手だな。戦闘手段の1つとして取っておくのがいいかな？

　刀が折られて無防備になった時に攻撃として突っ込んでくるやつに至近距離からショットガンを撃つとか良さそうだな。格闘をしてもいいと思うけどな。銃と格闘か・・・。相性良さそうに見えて悪いからなー。

　銃の後ろ側で殴るぐらいしか思いつかないしな・・・。そろそろ蹴りも練習しておかないとな。遅い蹴りではなく素早い蹴りだ。掴まれることが一番の恐れだ。掴まれることでバランスを崩す。そうならないために今まで空中に飛ばないように気を付けたり、蹴り技を使わなかったりしていた。

　まずは回し蹴りと前蹴りの練習だな。膝蹴りをするときは大体相手の頭を掴んでから行うのがほとんどだ。それなら練習もあまり必要ないな。あとは重心移動とか体幹のトレーニングだな・・・。体感なんて無い。

　重心移動ならなんとかって感じだな。近接武器で戦闘をしていれば変わっていたのかもしれないが魔法に逃げた身だ。重心移動なんかは移動時ぐらいしか使わない。それを無意識にできるのか？と聞かれてもできないと答える。

　重心移動をできるようになると疲れにくくなるらしい。近接戦闘にもってこいの技術だな。相手の重心をよめるようになれば最強だな。というかそんなスキルがあったような気がする。重心移動のスキルはあった。確か武術系の職業についていた時に手に入れていた。それを鍛える。体幹の方はスキルも何もない。

　とりあえずスキルを手に入れたら何か変わるのかな？