320話
忍者や侍のレベルも20以上に上げることができた。次の職業は何にしようかな・・・。一つは暗殺者、もう1つが銃使いだ。ダンジョン内で銃を使うことができるようになる。これこそ、1番のロマンだろう。だが、この職業が不遇だと言われていたのは理由がある。
それは魔力消費が激しいことだ。ダンジョンに入る時に銃が使えなかったというのもこの理由だ。最初は、魔力から作られた銃でしか使うことができない。という縛りがあった。そして、この職業に就くことができる人が少なかったというのが大きい。時間が経つと、銃を使うことができるように解禁されたのだが、威力が弱すぎた。
この職業についていると、銃をダンジョン内で使うことができるのだが、それでも威力は減らされている。これがダンジョンからの意志だろう。当たれば即死ということはなく、頭に当たっても生きていることが多い。さすがに目に当たって、それが脳まで到達していれば死に至る。
一番最初にこのジョブについている人がいるとしよう。というかこのジョブ自体が、レベル上限が40のジョブだ。生成するために魔力を使うことになる。それが、非常に多い。そのため、レベルが足りず魔力が不足して銃が作れないということに陥っている。パーツごとなら作ることができることを見つけ、今では銃部隊といったチームも存在しているらしい。
そんな魔力不足だが、俺には関係がない。属性つきの弾も作れるようになるらしい。だが、それを作るには魔法を取得している必要がある。それもクリアだ。もう適職と言ってもいいぐらいだろう。
作れるものは最初は拳銃次にショットガン、アサルト、最後にスナイパーだ。ロケランも作れるだろ!!そう思われてもあれは爆発物扱いで爆弾魔という職業につかないと作れない。クロスボウもそうだ。あれは弓扱いになっている。
さらにここで問題になってくるのは、ステータスが上昇するところだ。この銃使いのステータスは、魔力と賢さしか伸びない。しかもごく僅かだ。なんと言おうか、ステータスが貧弱すぎて話にならない。地雷職だ。
威力は申し分ないぐらい高いのだが、階が上がっていくにつれて通用しなくなっていく。最初の頃は強いけど、後々弱いよね、と言われるような職業の代表例だ。魔力によって作られているので、重さはほとんどない。だが、銃を撃った時の反動は伝わる。それが最悪だ。反動のせいで、連射をすることや逃げるということができない。
最悪時間をかけて作った武器を捨てて逃げるという方法を取らないといけなくなる。魔力による銃だ。物理攻撃にも弱くそれでガードすることもできない。なんとも中途半端だがロマン溢れる武器それが銃だ。
正直に言おう、2丁拳銃がやりたいだけだ。
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