311話
最初のサハギンは3体だ。泥沼の中からセビレが出ているので見つけやすい。攻撃をしても泥の影響で威力が分散する。それならまず打ち上げればいい。アースランスだ。先頭に出ていた1体を宙に飛ばす。その腹にアースジャベリンを2本串刺しにして殺し切る。
これで残り2体。戦いにくいな・・・。ここで騎士とかを召喚しても足手纏いになるだけだ。それならば魔法使い系を呼び出すほか無いな。一旦、試してみるか。
「影分身」
命令は突撃だ。次の命令はサハギンが5mぐらいまで近づくと、ファイヤーランスを放てだ。魔法を放つよりも前に殺されたのだが、時間を稼ぐことができた。じゃあここからは殲滅の時間としようか。
今回召喚した魔法使い系のものは全て火魔法を使えるものだ。相手が有利な環境にいるのなら俺がすることといえば?俺のフィールドに持っていけばいい。それだけだ。サハギンめがけて魔法を飛ばす。一番威力が高くてもジャベリンクラスなので期待はしていない。
今のうちにシールド上に移動する。地面が完成した。だが、暑くなっている地面に降りることなんてできない。それならずっとシールドの上で固定砲台になるしかないな。失敗だな・・・。まあいい、1体は殺すことができた。
残り1体だが、逃げていったようだ。他にも仲間がいたのか?この階はさっさと抜けたいな・・・。サハギン相手でこの戦い方だと魔力が持たない。ドロップは白身魚だった。
刀を振ればいいと思うかもしれない。だが、泥がついた刀を鞘に入れたいと思うか?思うなら異常者だろ。他のサハギンと戦っている時だった。今度は5体でその内1体は魔法使いだ。
1番最初に始末をしなければいけない相手だが、それをことごとく妨害される。槍で打ち消されたり、味方が自分の意思で肉壁になりにいったりといった感じだ。そんなこともあり、残り2体になった時だった。俺と近接戦闘をしていたサハギンにウォーターボールがあたろうとしていた。
当たる前にシールドでガードしたのだが、この作戦考えた奴頭いいな・・・。水魔法を喰らわなければ魔物としての効果が出ない。なら自分が持っているのでそれを当てればいいじゃいか。みたいな考え方か?裏技すぎるだろ・・・。
最後の足掻きとしてサハギンにウォータボールを当てようとしていた方は、ゴブリンたちの魔法にやられて死んでいた。ドロップは、三叉槍だった。(先端が3つに分かれている槍のこと。よくポセイドンが持っているやつ)鑑定の結果。水魔法のエンチャントの効果時間が2倍になり、火魔法の効果時間が半減すると言うものだった。
うーん微妙だな・・・。その属性が明確に弱点とわかってなかったら使うことができない。効果時間か・・・。それなら魔法で倒したほうが早いかな。
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