299話
そういえばウルフの階で姿を見ていなかったな・・・。他のモンスターが出たのかもしれない!!確認だ!!。ということで戻ってきました13階。ウルフを見つけた時には笑ってしまった。鼻水ダラダラでくしゃみを連発しているウルフだった。しかもグループ全部だ。
多分、頭の花から出ている花粉の影響だろう。今回はウルフがネタモンスターか・・・。爪も長いので目を掻くこともできず、目をしょぼしょぼしている。これで玉ねぎでも目の前で切ったら面白いことになりそうだな・・・。効くか知らないけど。
俺が近づいても気づかないってよほど鼻が敏感だったんだなと思う。首を刎ねたが、その首が地面についたときにやっと近くに敵が居たんだと気づいたようだ。かわいそう。まあ、殺すけど。
ドロップは毛皮と、今度は赤色の種だった。これはステータス確定上昇の種だった、これは食べなければな。ということで食べた。味はアーモンドで食感はカシューナッツだ。違和感しかない。脳がバグりそうだ。
ステータスは確認していないから変化はわからないけどいっか。上昇しているだけだし・・・。ゴーレムは、土の場合、その土から花が多く咲いていた。そしてドロップは土だ。ただ、鑑定の結果は肥料の効果が切れた土だ。
完全なネタドロップだ。ただの土を何に使えと?木の場合は寄生されたかのように木目から花が咲いていた。といっても1輪ぐらいだ。まあ、花が咲いているなと納得がいった。そして1番の問題は金属ゴーレムだ。
花や雑草はコンクリートや硬い地面から生えてくるほど強靭的だ。金属ゴーレムの体から花がいろんなところから生えていた。その結果、ひび割れていたり、コアが根に侵食されていて空間ができていたりと酷かった。
だが、ドロップは金属だ。もう美味しいとしか言いようがなかった。ヴォーパルバニーもそうだ。いつもであれば、見つけると即攻撃といった。ゴブリンと同じ性質を持っていた。だが、今回はノンアクティブモンスターになっており、攻撃をするまでは攻撃をしてこなかった。
探索をして、次の階に行くための階段を見つけ、その最短ルートを考えていたところだ。考えていてふと思ってしまった。次行く時は通常のダンジョンじゃね?と。それなら今考えても攻撃性の高いヴォーパルバニーになるのは確定だ。やめだやめ。
今日は種を集めるぞー!!ということで集めてきた。そして、ステータスが下がるもの以外全部売った。
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ある日のこと、
「ニュースです。頭から花を生やした人間が見つかりました。今の所危険性はないようですが、医療機関にて調べ中です。」
寄生されていたようだ。凶悪だなー。1個だけでよかった・・・。あのステータス上昇って、種についてる植物のステータスだったってことかな?こわっ。
ステータスを逆手に取ったトラップだったとは・・・。
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