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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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297話

 入学式も終わり、入部届が届く毎日が始まった。入部は基本オッケーしているわけだが、今のところ人数は少なく、現3年部員の半分の8人だ。俺の時もそれぐらいだし、普通か・・・。


 とりあえず、職業について書いてもらったり、戦闘方法について聞いたりもしていた。あんな毒を使うやつとかいたらめんどくさいからね。今の8人は、魔法が5人で残りは近接武器だった。文化祭が終われば参加人数も増えるか。


 参加の募集もしているのだが、誰も参加したがらない。3年の参加は0人でもう終わりだ。一体誰のせいなんだ。今回も結果は分かりきっている。優勝は前回と同じだろうな。あの双剣さんが優勝して終わりだろう。1年は知らない。


 トーナメントも決まったことだし、始めてもらおうか。結果は、何も変わらないというのが結果だ。優勝候補同士で当たる試合もいくつかあった。そのせいで優勝候補が落ちてしまったが、それ以外は優勝候補が勝っていた。


 これで終わりだな・・・。優勝者のご褒美のお願いを見ていたのだが、新しい武器が欲しいとか、稽古をしてほしい、ダンジョンでレベリングしてくれ。といった願いだった。終わっているわ。武器ぐらい金を貯めて買いなさい。


 レベリングなんてもってのほか。というか意味あるのか?俺の予想だと、戦闘での貢献度で経験値が決まっているような気がする。(ソロだからわからない。)それならあの勇者君が一番強くて、他の仲間たちが弱かった理由になる。


 稽古・・・。わかっている人はいると思う。あの勇者君と戦って勝った人だ。他にもいた。武器スキルをずっと使っていた二人だ。あの二人もなんか稽古とか書いていた。だが、その二人は初戦敗退している。


 中にはどこか美味しいところに食べに行きたいという叶えやすい願いもきていた。それは焼肉か寿司に連れて行けばいいか。思いつかなかったのか、簡単な願いか叶えられない願いが多かった印象だ。


 これで、文化祭は行けるな。出店も何もないし。今回は組で行う出し物はメイド喫茶にする予定だと聞いている。メイド喫茶として出るのが男ということを除けば問題はないな。裏方に回ることが確定したからな。


 2回目の文化祭では執事喫茶になる予定だ。この時は女子が執事の格好をするということが約束された。その約束を本番まで覚えていることができるのかというところだ。絶対に忘れているだろうな・・・。


 入試の申し込みもしてきた。文化祭があるのは、入試の1週間後だ。被らなくてよかった。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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