295話
次の日またダンジョンにやってきた。15階のオークで試してみる。影分身を1体作り、オーク1体と戦わせてみる。分身体の装備は俺と同じだ。見た目だけだろうと思うけど。ステータス減少が痛いかな・・・。オークの剣を受け止めたが、力負けをして、煙を出しながら殺されてしまった。
しかもクールタイムがるのでそんなに連続して分身を出すこともできない。クールタイムは5分だ。分身は使い方次第では戦えるけど、今はいいかな・・・。煙で目眩しをしたところに魔法を放ち、頭を貫く。目眩ましをするために使うか、デコイとして使うかの2択だな・・・。
目眩ましの方が多くなりそうだけど。ものは試しだ。もう1体のオークも流してもらう。残りのオークは遠距離が多く。それらは全て魔法で処理されている。残る1体は槍だ。突きがやってくるが、それを避ける。
影分身を発動させる。影分身を発動させると、影から俺にそっくりな分身体が出てくる。そいつに反対方向から背後に回ってもらい、攻撃をしてもらう。そんな考えだ。そんな考えも、振り回しの攻撃で殺されてしまった。
自分で動かすのキツくない?命令を出すと、そこまでの行動を最短距離で行う。だが、その途中にある問題を素通りして行ってしまう。その結果、ゴールに辿り着く前に死んでしまうというのが今の現状だ。
もし、背後に回れという命令を出した場合、オークの上を跳んで移動をしたかもしれないと考えると役に立たないな・・・。目眩ましになっている霧を槍で払いのけているうちに背後に回り首を切り落とした。
次はオートで試してみるか。2回目だ。オート時の命令は俺の行動に合わせろだ。俺の攻撃をアシストさせるように動いてくれるだろう。剣からの攻撃を受け止めたと同時に、分身が背後に回りこみ攻撃を加える。
俺の行動を真似するかのような行動だ。俺と同じように首を狙う。だが、武器も模倣品だ。魔力で切れ味が上がるなんて効果もない。首に当たると同時に砕けた。ここからは格闘術だ。
身体能力か。不安でしかないな・・・。発勁を出す。発勁が腕に当たり、骨をおる。俺がどれだけ武器の能力に依存していたのかがわかる一瞬だった。利き手を使えなくなったことで、俺が刀を押し込み頭を斬った。
と安心していたのも束の間、どこからともなく飛んできた弓によって殺されてしまった。おそらく流れ弾かな?締まらないな・・・。こんな戦い方であれば戦うことはできるな‼︎1回目のドロップは槍と肉、2回目のドロップは肉だった。
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