274話
今、行くことができて残っているのはゴーレムだけだ。その確認にいっている。ドロップ的に、オークは肉がおちないのでゴミ、ゴブリンは言わずもがな。コボルトは、いまいち。ゴーストやゾンビといったアンデッドは、まあいいでしょう。といった感じだ。モンスター狩りをするとなるとアンデッドの階層が良さそうだな・・・。一番高いのは、黒の毛皮だが、それよりもイベント限定の装備を集めたい。
その前にゴーレムの確認だ。トレントの階と同様にメルヘンチックな階層になっている。トレントの場合はグミだった。それが今回はどんな物に変化しているのやら?一番現れるのは、木からだ。それは、クッキーに体が変化していた。
簡単に粉々にして倒すことができた。そして、ドロップはもちろんクッキーだ。小腹が空いていたのでひとつまみ。サクッサクッ口の中ですぐに噛み砕くことのできるクッキーだ。しかも甘みが程よく無限に食べ続けることができそうな物だ。大型は菓子専門なのかな?そんな予感がする。
元が土のゴーレムもそんなクッキーぽい何かだった。しかも黒っぽいことからココアかな?ドロップもココアクッキーで少し苦味が強いビターなお味だ。最後の元金属ゴーレムは、夕方に1体帰る間際に見つけた。緑で生い茂る草むらの中にいつだけ異様に粒々のものがついていれば気がつくわ・・・。
最後の元金属ゴーレムはチョコチップのクッキーだった。だた、異様に硬く、クッキーが出ても食べれるのか?と不安になるほどの硬さだった。火魔法でチョコを溶かすと全体が柔らかくなったので、すぐに決着をつけることができた。ドロップはチョコチップクッキーだ。
ガリッガリと硬い。そこまで再現しなくていいのに・・・。まるで、ゴーレムの防御力を再現しているかのようだ。一応鑑定をしてみると、元木ゴーレムはゴーレムクッキー、元土ゴーレムはココアゴーレムクッキーだ。最後の元金属ゴーレムは、チョコゴーレムクッキー(ペット用)だ。チョコを使っているのにもかかわらず、ペットが食べても死ぬことがないと書かれている。
魔法のアイテムだな・・・。追記欄があり、人間が食べると非常に硬いですと書かれていた。あれはそれが原因か・・・。人間用もあるようだ。この階まできた動物や召喚獣へのご褒美をあげろとでもいっているようだ。白狼や灰狼行きだな。
時間も時間なので、急いで家に帰るために上に上がる。今回換金したのは、余分に出たゴーストの大鎌、ゴブリンの飴、トレントのグミだ。それを鑑定に出し、金をもらって家に帰った。
そして、間違って食べないようにチョコチップクッキーの説明をした。すぐに白狼の召喚を迫り、餌付けタイムへと化していた。灰狼にはもう、お手とお代わりを覚えさていたようだ。それを目の前でされ、その後お菓子をあげていた。それでいいのか?
ツッコもうとしたがこれはツッコんだら負けなような気がする。白狼はなんのことかわかっていないようだ。その後も教えようとしているが失敗している様をみるとホットするな・・・。明日はまたゴーレムとゾンビ狩りだな。
寝る前に調べていたのだが、水着の時と同じように他のダンジョンでもハロウィンが行われていた。
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