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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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253話

 1年の部員を半分に削る戦いが始まっていたようだ。あの留学生位は強制参加?体験?みたいなことをするようだ。1つ枠が減ったものの、残った枠を狙って戦い出す。その結果は、前回とさほど変わっていなかった。相性や、レベル差があり、あの前優勝した2刀流の子が相変わらずの優勝だ。


 魔法弓の人は、1回戦でこの子に当たってしまい初戦敗退という結果になってしまった。それ以外は変わっていないという感じだ。


 そんなこともあり、文化祭になった。1年の優勝候補は、あの2刀流さんでダークホースがあの留学生くんだ。今では、留学生くんのあの可愛さでクラスの女子を虜にし、覇権を握っているとか何とか。そして、唯一それに落ちなかった2刀流の子に興味が湧いてきたといった噂が出てきている。日本語も話せるようで、通訳もいらない。そんなハイスペックな子がここにくるとか、絶対に勇者君がらみだろ。


 1年の決勝は、その二人によって行われている。そして2年の決勝は俺といつも通りの勇者君だ。勝ちがわかっているのか、そんなに盛り上がりが見えないな・・・。そして3年も去年と同じ、部長と副部長だ。その上がった技量を見せてもらおうではないか。


 この3人の決勝が始まる。その前に休憩だ(昼ごはん)。俺のクラスのことを話しておこう。ダンジョンの肉や野菜を使うという話だった。それは、足りず金を出し合っていた。でしょーね。ドロップの展示会だったが、それはドロップではなく、ビキニの展示会になっている。その結果、一定数のマニアが闊歩する空間となり一般人にとって入りにくい空気となってしまった。


 どこから、そんな情報を?と思っていたのだが、それは勇者と調べると出てきた。勇者と検索するとゲームのキャラの勇者が多く出てくる。その中に勇者君の情報があった。それはビキニを回収している写真だ。もう顔も広がっていることだ。そのため学校や名前も特定されている。というか、自分の本名でSNSをしており、その後ろには_勇者と書かれている。


 どこの厨二病がつけてそうな名前だ。それには文化祭で展示をするので・・・。的なことを書いていた。その写真はどこを見てもドロップの姿はなくビキニのみの姿だった。それがバズっていた。というよりかは叩かれていたというのが正しいのか?


 そんな感じで多くの人の目に触れることになったのが原因だろう・・・。クラスメートたちは、ご飯の買い出しや調理に忙しそうだな・・・。言い出しっぺの勇者君はここでのんびりとしている。手伝いに行ってこいよ。言い出したのは勇者君あなたでしょ。


 そんなことを言うと俺も手伝いに駆り出されそうなので、そんなことは言わない。だが1つわかるのは、クラスメートが誰かを探していると言うことだ。何だか目があったな。俺の方に近づいてきている。目の前にくると、


「肉をください!!」


 そう言いながら頭を下げてきた。あー、オーク肉のことかと納得がいく。俺が持っているということがよく予想がついたな。その通り持ってますとも、


「金なら払う」


 話がわかるやつは好きだよ。けどね・・・、公の場でこれをやるか普通は隠れて裏でしてくれ。


「わかったわかった。値段は・・・」

「倍額だけは勘弁してくれ」


 そんな悪いことするわけないだろ。俺が絞められるわ。


「半分でいいよ。」


 そう言いながら大量の肉を渡した。これで心おきなく明日ダンジョンに行けるな!!手伝わなくていいという言い分が立つし完璧な作戦だ。っともうこんな時間か。あと1時間後に決勝か。さっさとご飯食べるか。適当に買ってきた焼き鳥を食べた。

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

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