251話
「魔物の牛肉や鶏肉が食べたーい」
どこか無料で取ってきてくれる人はいないのか?お盆まで、残り8日だ。旅行を含めると準備期間も入れて5日だ。最近ではお中元という名のそうめんの押し付け合戦が繰り広げられている真っ只中だ。そうめんか・・・。もう飽きてきた!!ほぼ毎日昼ごはんにそうめんばかりだ。
去年もそうだったが、そうめんは嫌だ。という逃げの理由からダンジョンに逃亡中だ。適当にコンビニで買い物をして昼ごはんを決めた。そうめんは嫌いっていうわけではない、連日そうめんになるのが嫌だというだけだ。全部半田そうめんならいいのに・・・。普通のそうめんよりは高価なものの、それは普通のそうめんよりか美味しい。
そんなものを送るより、肉にしてくれ。それなら喜んで食べるのに・・・。そんなことを考えて、オークを殺す。今日の目的は、6階でのオーク狩りだ。それもバラ肉を大量に確保することが目標だ。お盆の時に祖母の家に行く。その時の手土産として、このオークの豚肉を持っていく予定だ。
お局おばさんこと、おばさんはいつも高価なものばかり持ってきて、その後あった時にマウントを取ってくる。役に立たないので、売って金に変えていると隠れて話を聞いていた。今回はオーク肉それも多くだ。狙ったダジャレじゃないよ。たまたまだよ。
余った肉で肉じゃがが食べたいな・・・。できるだけ取ったらトレントも狩るか、肉じゃがにいるとしたら、玉ねぎと人参、じゃがいもだろう。それを手に入れ、母さんに渡して作ってもらおう。オークも飽きが来るまでずっと殺しまくっていた。気配を殺し、背後から刀で首を落とす。これを繰り返すだけの単純作業だ。
単純作業なせいで、思考能力が落ちてしまい肉を拾い忘れるということが少しあったので注意がいるな・・・。昼まで狩ってだいぶ溜まったので、次はトレントだ。鳥型の魔物って、卵落とすのかな?それでだし巻き食べたいな・・・。そろそろ料理の練習をしないとな・・・。めんどくさいけど・・・。
その後帰る時間が来るまでトレントを狩り、無事肉じゃがの材料をゲットした。その後換金と称して、肉を奪われた。そんなやりとりののちに家に帰り、少し辛めのカレーを食べて今日の1日が終了した。
今日は白狼といったいつものメンバーはトレントの時だけにしか出しておらず、乱暴に殺していた。その音でトレントが誘き寄せられて、殲滅戦が始まってしまった。落ち着いて戦闘をしていればこんなことにはなってなかったのかな?
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