241話
オークリーダーとの戦闘だ。これが周りは武器持ちのオークだけだ。これがジェネラル(将軍)になると、周りのオークの数が増えるほかその種類は職業持ちにランクアップだ。キングまで行くと、ジェネラルが複数体は堅いだろうと言われている。ま、そんな情報はないのでキングは憶測な話だ。
順番が回ってきた。戦うことができるというワクワクと高揚感、反対に勝つことができるかな?という不安により、精神状態がおかしくなってきている。後ろの人がきたときに、召喚していた。そして順番が来た時には、チーフによりコボルト部隊が召喚されている。もう軍隊レベルの人数だ。・・・そんな訓練していないからそれ以下か。
まあいい。戦闘を始めようじゃないか!!入った瞬間に弓で何体かのコボルトが殺された。向こうはすでに臨戦体制のようだ。ゲリラ戦のごとく、波のようにコボルトが突撃をする。1回1回の攻撃は軽いものの、その攻撃が幾度となく降り注げば、塵も積もれば山となる、だ。まるで、砂糖に群がる蟻のようだ。コボルトとオークでは、オークの方が2倍ぐらい背がある。その分動きは遅いので、攻撃も当たらない。
一番攻撃が当たる心配があるのは弓だ。オークは動きが遅くてもその力でゴリ押すことができる。その例が弓なのだ。弓には連射がない代わりにその弦が重たい。それを引くのが、力のあるオークだ。その反発力によって飛ばされる矢は恐ろしいものだ。
戦国時代の矢は鎧もを貫通すると言われている。そんなことを言っても狙われるのは大抵馬だ。だが、このオークなら、鎧どころか体まで貫通することができるだろう。現に最初のコボルトは、5体ほどまとめて殺されてしまった。真っ先に狙ったのは弓だ。
やっと、俺が入ることができた。そして、敵のオークとご対面だ。オークの方は、コボルトの対処をしているので、俺のことは目に入っていないようだ。オークは弓、片手剣が2体、斧、oh no-、槍の5体だ。槍が弓の護衛として動いているぐらいで、それ以外は単独で行動をしている。弓を自由にしてはいけない。それは全員の意識の中にあるようだ。
コボルトに弓以外のオークを任せ、俺と騎士は槍を殺すべく動き出した。槍を殺すことができれば、弓が死ぬのは時間の問題だ。チーフはコボルトの指揮で動かすことができない。そんな器用なことはまだできないだろう。白狼と魔術師は、そんなチーフやコボルトの援護に徹するようだ。
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