240話
昨日から始まりました、夏休み。ワクワクとドキドキが止まらない、海水浴は海が汚いから行きたくないし、夏祭りも人混みは嫌いだし、ダンジョンしかないな・・・。ということで、今回の夏休みもダンジョンで過ごすことが決まった。と言ってもお盆は、ばあちゃんの家で過ごすから出かけるのは出かけるし、問題はないな。
始まって、1週間が経ちました・・・。まだ宿題が終わりません。気分転換にダンジョンに来ています。今年の旅行先は・・・、宮城県だ。そんな県のことなんか詳しくないので、どこが観光できるのかなんて知らない。親が決めているだろう。
1週間目の土曜日だ。もう明日から8月になるので、早めに宿題は終わらせたいところだ。もうビキニはいいのだから、普通のダンジョンに戻してくれと昨日願っていた。その願いが行き届いたのか、ダンジョンは通常のものになっていた。これで、精神が落ち着く。
勇者君はやはり噂になっていたようだ。ダンジョンに潜ってはビキニをドロップとして、多く持ち帰り提出する。そんな毎日だったようだ。しかも何個か持ち帰っているらしい。へ、変態に目覚めたのか?勇者君に女装趣味が・・・。想像するだけで吐き気がする。
次は女装の勇者か。性癖ビキニの勇者よりはまだマシだな・・・多分。俺も結構売りさばいていたのだが、俺のことは噂になっていないな?まあ、ならなかった分だけありがたいな。変な称号と、変なスキルでも覚えることになると最悪だ。
今日は、15階に挑戦するぞー!!と意気込んで来た。結構な人がいるな・・・。だが、10階や5階よりは少ない。またもや、ビキニの団体だ。今度はバレないように、コソコソと動き最後尾に並んだが、バレなかったようだ。なぜかキョロキョロと当たりを見渡していたが、気のせいだと思いたい。
並んだことで、隠密を解くと、見渡していたのをやめていた。どうやら人数でバレていたのか?空気の揺れで、何人が入ってきたのかがバレていて、だけど、気配でのわかる人数が少ない。そんな感じだったのか?
ダンジョンに行っている時でも、レベルが上がると、強盗とかもできるようになる。警戒はしておくに越したことはないし、仕方ないな・・・。少しずつであるが、ボス部屋に入っていく。そして、怪我はしているものの、問題なく出てきており、誰も死んでいないようだ。もちろんあのビキニーズも無傷での生還だ。あの見た目ながらに強いのかもしれないな・・・。
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