表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

238/1633

237話

 き、気まずい。このまま立ち去っても良いのだが、良心が欠けるし、本当に悪くなかった場合に問題だ。どうしよっかな?このまま一人にしていると自白してくれそうだし、時間が経ってから決めるか。


「何が役立たずだよ。バフとかデバフとかかけてやっているのに。なんで俺だけ、配分が少ないんだよ!!」


 そう言いながら地面を殴りつける。


「その分の働きを返してもらおうと、金を取っただけなのに・・・。」


 いや取ったんかい!!取ったのなら、それは悪人だ。放置で良いな。もう、問題は解決した。もしこれが使っていなくての追放なら、援護をして上まで上がらせようと思っていたのだが、普通に盗人なら放置でいいやー。


 これだからパーティーは嫌いだな。こんな金での揉め事がある。勇者君みたいにパーティーが弱いからやハーレムを作りたいからと言って、人を追放することは理解できなかった。弱かったから追放したという理由にしておくか。追放された人がかわいそうだ。


 戦術の確認と共有から始めることになる。それなら弱くても良いから、今のパーティーで進んでいく方が効率がいいと考えてしまう。というか、レベルがあるから追放ってもっと後に起きるべきだよね?追放されたあの盗人さんは、もう関わらないだろう。


 反対方向にモンスターを倒すべく進んでいくと、目の前にはあの変態集団だ。(230話より)全員が近距離武器で、剣、短剣といった。すぐに動くことができる武器ばかりを装備している。全員があの装備のおかげで素早さが高い。


「これが終わったらいくか。」


 この人たちがどう戦うのかが少し気になっていた。その素早さはコボルトも翻弄するほどだ。素早く移動することで、前衛のコボルトを置いて後衛を狙いにいく。避けようと、数歩下がるがそれだけでは避けることができず、攻撃を受けてしまう。その攻撃の威力も高い。素早い行動からの一撃により、その攻撃力は上がっている。


 腕を切り落とし、二人がかりで殺す。すぐに、後ろに下がりスイッチだ。交代をし、少し削れたスタミナを回復させ、戦線に復帰するといった戦い方だ。攻撃を食らうことなく、安定した攻略だった。拍手を送りそうになるほどだ。見終わり、俺のコボルト狩りに行くか。そう思っていた時だった。


 急に肩をつかまれた。


「君もビキニをつけるかい?」


 肩に手を当てた主がそう問いかける。


「え!?」


 ギギギと油を差していない金属の音が出ていそうなスピードで振り返る。その顔は、健康体のごとくちょうど良いほどぐらいに焼かれた肌。そして虹色のビキニだ。そう、リーダーさんだ。


「え、遠慮します。」


「そうか・・・。」


 なんだか寂しそうな声を出し、仲間のもとに戻っていった。一体なんだったんだ・・・?

誤字脱字があれば報告していただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ