199話
次の階ではオークリーダーだが、あのイレギュラーボスとして出てきたのと同じ強さであれば、まだ俺も強くなったので戦える。あのときは全員が近距離武器だったのがまだよかった。だが、あそこに魔法や遠距離武器が加わるとなると・・・。きついか?今回はシールドがあるそのため空中からの奇襲も可能だ。
その前に耐久力チェックだ。ということでダンジョンの11階まずはゴブリンからの検証に来ている。シールドでの空中移動はできるようになっている。構造的に、内側からの攻撃は弱いような気がする。向き次第では、壊れてそのまま落下することになるので注意が必要だ。
その耐久力は、騎士だと片足で砕けた。軽やかに動いてはいるが装備が問題だ。あの装備はやはり重いようだ。同じような装備で真っ白なものを着ている人がいたらしい。そんなことを言われても、へーどうでもいいわと言った返事になるのは仕方がないだろう。
俺と魔術師の場合でも壊れた。魔力を多く込めればなんとかなるかな?今までのシールドは通常の魔力消費で出されたものだ。俺と魔術師の場合だとヒビが入ってから2秒ほどで壊れたので、魔力をより込めるとなんとかなる。騎士の場合は無理だろうな・・・。片足をシールドの上に乗せ、もう片足を上げようとシールドに力を入れた途端に踏み抜いた。どうしようもないな。
金属鎧の重さと言ったところか。乗るのは奇襲する俺か、安全圏から魔法を放つための魔術師のどちらかだ。全身にシールドを使うのが目標かな・・・。確定で一撃は耐えると考えるとそっちの方がいい。
遊んでいた時にはゴブリンが周りにいた。音に釣られてきたのだろう。そして、剣のゴブリンが攻撃を仕掛けてくる。シールドを発動させ受け止める。その一撃は普通に耐えることができた。だが、何度も切られたことにより5回目でそのシールドは破けた。
一旦物理防御力がわかったので、揃う前に殺すか。ゴブリンが前のめりになり切っていた。そのため、割れた途端体重がより前に倒れたことによりバランスを崩し地面に倒れる。地面に倒れる前にその腕を切り落とす。そして、胴を足で押さえ頭を刀で突き刺した。ちょうど、他の仲間と合流したようだ。その中には魔法使いもいる。
これで物理と魔法どちらも試すことができる。その前に邪魔な周りのゴブリンの始末から始める。始末するのは、弓が1体、槍が2体だ。槍は俺と騎士が担当するとして、弓は魔法使い部隊に任せるとするか・・・。
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倒れるときは、手押し相撲で避けられた時みたいな感じですね。




