1631話
空中にシールドを使って飛び、スナイパーライフルを構えその大蛇を狙う。先端に光が溜まり、放たれるのだった。ナマズの皮膚を貫き、体の一部まで貫通するのだった。血が垂れ、泥と混ざるように垂れていく。
そして泥と混ざり合う。さらに粘液と当たるとガスを発生させるのだった。ナマズが暴れ出し、さらに地面を揺らす。だが、空中にいるため関係がない。
その状態のまま、数発スナイパーライフルから弾を放つことで殺すのだった。相性が良かったのだ。相性が良かったからこそ、普通に戦闘ができる。
ゲームであるようなDPSチェックで最高値を叩き出すような武器を使っているのだ。
(あー、壊れたか)
スナイパーライフルの先端が花開くような見た目に変わるのだった。ナマズのドロップは、ナマズの生き血だった。匂いや味は最悪だが、HPが上昇するアイテムらしい。あまりよくないドロップだろう。
今のHPと魔力量を確認していると、次のナマズが現れるため、それを殺し配信が終わるのだった。最初の王族もどきとの戦闘で時間を使いすぎたのが敗因だったのだ。
そして、配信が終わり外に出た時だった。空間が止まっている。魔王会議が始まるのだった。
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それと同時にこの空間に飛ばされるのだった。急ぎの会議なのだろう。
「今日のお題は、ついに人類を支配しようと思ってまーす」
「奴隷みたいなものか?」
「ん〜、王と国民みたいな感じかな?」
支配をするが、自由を与えた上での支配というのが正しいか。武力で支配するのかどうかによるな・・・。
「国ごとに分ける感じ?」
「まあ、それが理想だね?」
「魔王ってことの証明と、襲ってくるものの対処は?」
「各自ですること」
「じゃあ、行こうか」
その掛け声とともに、空中に飛ばされるのだった。
[システムエラー、システムエラー。魔王による反発を確認、魔王による反発を確認]
世界全体にこの音声が流れているのだった。モニターが世界中の上空に映される。
「食糧の皆さん、今日はいい天気ですね。絶好のランチ日和だと思いませんか?そんなみなさんを支配して差し上げましょう。抵抗するものは皆殺しです。無抵抗のまま、飼い慣らされる方がいいと思いますよ?期限は来月です。良い選択を」
そうお辞儀をしてから魔王一向は、異空間の中に消えていくのだった。簡単に言うと戦争をふっかけるから頑張って抵抗してね?とのことだ。
総力戦のようなものだろう。魔王と人間側どちらが勝利を収めるかの総力戦だ。勇者も疲弊している。そのため、今が戦争をふっかけるのに最適だったのだ。
誤字脱字があればしていただけると幸いです。
脳みそがバグってきたから、急に最終章に行こうかな〜




