159話
と、次の日になったのだが、まだ決着がついておらず、未だ戦っている。そんなことをテレビを通して見ているのだが、昨日のオークより弱そうと思えてしまうのは仕方がないのか・・・?昨日の人たちも死なない程度までは回復させてその後のご飯は抜いている。人間2、3日は食わなくても生きていけるからね。
そんなことをしているのだが、皆はどちらかというと元気そうだ。不安になってはいるものの死ぬのではないか?と不安になっている人もいないそんな日常だ。ダンジョンの氾濫が終わるまでは学校は臨時的な休校だ。だが、家に帰れると言うわけでもないので、先生が見張りで授業が始まっている。
俺は休んでもいいと言われているので、保健室で二度寝だ。授業が始まっている頃だが、何やら騒がしい。騒音というよりかはざわざわしているような音なのだ。足音的に勇者君かな?ドタバタが着きそうな音を立てて走ってきている。
「お前か!!あの自衛隊の人をあんな目に合わせたのは!!」
めんどくさい。もう勇者君がきたことだし、帰っていい?さっさと私服に着替えて遊びに行きたい。とそんなことを思っていたのだが、生徒指導の先生に首根っこを掴まれ引き摺られていく。あれは100%反省文コースだな・・・。
学校をサボってまで行っているのがダンジョンしかも足を引っ張るという偉業まで成し遂げるとかww
噂で流れてきたのだが、戦っている人のところに乱入し、威力の高い魔法を放って怪我をさせたとか言われていた。というか、あのパーティーメンバーなんでこのことを伝えてないんだ?
あの自衛隊の人たちを入り口に放置している。どうせ、昼ぐらいに回収にくるだろう。それを見てからきたのだろう・・・。本当に鬱陶しいな。今度戦う時は去勢するか?切り落として少し回復することで接合を不可にする。そうすればイキったこともしなくなるな・・・。
腕までちぎると何か言われることにつながる。だが、下であれば問題ないな・・・。これこそ本当の再起不能。絶望のどん底に叩き落とすにはこれぐらいはしないとな・・・。
「ククク」
親からの連絡が絶えずきているのだが、一応大丈夫とは連絡を入れていたはずなのだが?めんどくさいがSNSを開く。その項目にはこの学校の名前がトレンドに入っていた。またあの死んだ奴と同じことをしていた馬鹿がいたのか・・・。しかもモザイクなしで載せやがった。
もう終わった話だ。そのスマホを閉じ、もうすぐ寝れるぞ・・・。となったその時だった。ヘリコプターが近づいてくる音が聞こえる。着地場所は運動場だ。もう校門は閉じられており、モンスターは中に入ってくることができない。
外や体育館での運動も禁止している。そのため一番広い運動場に停めることになりそうだ。
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