表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1591/1633

1590話

 最初にカメラを向けているのは、婆娑羅の方だった。派手さもあり、属性がついた槍なことから見栄えがいい。あとは召喚獣に連絡を入れなくていい。だから、カメラを向けるだけで、放置でいいのだった。


 場所は作っているため、RI001(リオ)のことは無視をしつつ、コボルトを召喚していく。俺がみるべきなのはマリアだろう、カースウエポンがマリアの周囲を旋回する。


 そのカースウエポンを直下させる。盾を持っていない右手方向に体を動かすよう、カースウエポンを操る。半分近くのカースウエポンが落下をする。そして地面スレスレでマリアの方向に剣先を向ける。最初に追っていたカースウエポンがマリアに攻撃を仕掛ける。


 それと同時に背中方向からもカースウエポンを一体進ませるのだった。マリアはライトボールを作り出しつつ、メイスでそのカースウエポンを破壊するのだった。それと同時にライトボールの閃光が走る。


 コメント欄も一瞬の眩さから少し慌てたコメントが流れているのだった。マリアはその光から魔物を召喚し、カースウエポンを壊させることで防ぐ。


 左右同時にカースウエポンが進み出す。片方に本気で集中するとその片方は動けなくなる。さらに正面からも1本のカースウエポンが飛び込んでくるのだった。情報量はこの3つだ。マリアの左側に飛んでいたカースウエポンは、少し左に動くことで盾が重なり視界の影となる場所にまで移動する。


 だが、マリアは情報を取るために盾を下げたのだった。

(判断が早いし、脳内の情報処理が速くなっている)


 成長していなければ、このまま盾を下げない状況になっていただろう。その左側のカースウエポンは、マリアの背後を取るように動き出す。視界外への移動だ。即座にライトボールを作り出し、裏に行こうとしている方に魔法を放つ。


 カースウエポンの動きが止まったところに召喚した魔物を当てるのだった。そして正面の2体と対峙する。5体全てのコボルトが捕縛されたのでコボルトを出しつつ、カースウエポンに命令を出す。


 マリアから見て、右端にいるカースウエポンの加速と、中央の方には減速させるのだった。といっても数cmの差が生まれる。どちらとも目的はマリアとなっている。


 マリアは両手でメイスを持ち、横に構える。振り回すことで範囲攻撃を行おうとするのだった。背後を取ろうとしていたカースウエポンは、マリアの召喚していた魔物に殺された。


 カースウエポンが体に当たる寸前まで引きつけ、メイスを振る。遠心力に振り回されないように先端までの距離は短い。その分、有効範囲が狭まっているのだった。右側のカースウエポンには当たるものの、中央のカースウエポンは外れるのだった。


 だが、攻撃後の隙は浅い。メイスを両手に持った状態で突きを放ち、短槍のように扱うことで中央から飛んでくるカースウエポンを叩き潰す。


(成長してるな〜)

 もしあの状態で片手で降っていたり、力を入れ過ぎていればカースウエポンに突き刺される結果になる。動きが丁寧になってきているのだった。

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ