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ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた  作者: ひまなひと(ご飯食べ隊)


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1522/1633

1521話

 再びナイフを取り出し、自身の手の甲を突き刺す。そして、手を振りイテテと表現をする。俺も攻撃に参加するか。走り出した時だった。俺がいた場所に短剣が降り注ぐ。降り注ぎ、落ちてきたナイフは消えることもない。その場の地面に刺さっているだけだ。


 数秒後爆発する。爆弾が仕込まれたナイフだったようだ。今度は手をパンと叩くとカードが1枚出現する。スペードの1だ。それをクシャクシャに丸めてから、握り拳の中に入れる。その手をポケットの中に入れるのだった。


 出てくるのはよく見る爆弾だ。しかも導火線に火がついており、ジリジリと火薬にまで近づいている。その爆弾を婆娑羅に投げつける。婆娑羅は槍を薙ぎ払うことでその爆弾を弾き飛ばすのだった。


 遠くで爆弾が鳴り響く。その弾き飛ばしたことに拍手をしながら迎えるのだった。5回目の拍手の時だった。ピエロの左手の指の間に計3つのクラッカーが装備される。そして、クラッカーの紐が引かれ、紙吹雪と共に爆弾が飛ばされるのだった。


 婆娑羅は紙吹雪を無視しつつ、爆弾だけを手早く飛ばす。仕方ないか。風魔法で突風を出し、紙吹雪をピエロの方に飛ばすのだった。カンカンと細かい爆弾は遠くに飛んでいき、プシューと音を立てる。だが、反対に紙吹雪の方はピエロに張り付き、爆発するのだった。


 ピエロってよりかは爆弾魔の方が正しいような気がしてきた。これが最初のダメージとなった。手を鳴らすと出てくるのはトランプのカードだ。あのスペードの2から始まっているのだから、スペードの1は無くなったままだ。


 そのカードを手裏剣のようにして飛ばしてくるのだった。正面にアースウォールを出し、そのカードを受け止める。パンという合図の後、刺さっていたトランプのカードは爆発するのだった。


 爆発は連鎖し、次第に大きくなっていく。1回目の爆発、2回目の爆発・・・12回目の爆発、カードが上からフラフラと降りてくる。13回目の爆発と共に、カードが表を剥きながらアースウォールの裏側に落ちてくる。その落ちてきたカードはジョーカーだ。


 最後の高威力の爆発が起きる。シールドを出しつつ、後ろに逃げたことでなんとか死ぬことはなく、避けることができた。だが、右足が吹き飛ばされる。トランプにはジョーカーが2つセットになっているのだ。その片方が下がる先にセットされていた。


 その高威力の爆発で防御力を突破され、足が吹き飛び無くなる。だが、瞬時に再生することで戦線に復帰するのだった。


「うぜー」

 魔力が宿っていないことから、魔力探知にも影響しない。攻撃の予備動作や攻撃場所の予測が立たない。クソキャラが相手だ。下がってきた婆娑羅への質問に端的に回答するのだった。


「足は!?」

「治した」


 裏をつく戦い方はあまり得意じゃないんだけどなー。爆弾には爆弾だろ?

誤字脱字があればしていただけると幸いです。

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