116話
そんなことを考えながら家に着くと同時にウルフを召喚しておく、これで文句も言われないだろう。前は言われてしまった。もっと早く知っていたかったそうだ。相手するのも面倒なぐらいだったので今はもう帰ると同時に召喚している。
モフられている時には、俺の方を見て助けてくれとでも言いたげな目をしているが、そんな目は見えない。見てみぬふりをしている。これが毎度繰り返されているのが今の状態だ。今日もまた、助けを見てみぬふりをする。
そして、振替休日も兼ねて今日から2日間の休日だ。今日は普通にダンジョンに潜り、明日は、5階のオーク狩りを中心的に行う予定だ。月曜ということもあり、平日だ。そのため、人が少ないだろうと思っている。その予行練習も兼ねて、1回は、今日オークを狩っておこうかなと考えているぐらいだ。それ以外では、特に何もすることはないだろう。
ユニーク個体に会って見たいものだ。ダンジョンに潜って半年、レア個体には出会うものの、ユニーク個体にはあの黒オーク以外出会っていない。そのため、他のユニーク個体と出会いたいところではある。もちろん勝てる階層でだ。勝てない階層で出会うとそれはもう必ず殺される。そのため安全な階層でユニーク個体と戦いたいと思っている。
ユニークの特性として、普通なら持っていないスキルを持っているということが挙げられる。そのまま強化が入っただけということもあるようだ。中にはミノタウロスのユニークに会って、倒してきたという人もいるぐらいだ。絶対嘘だと思うが・・・。
あとはイレギュラーボスだろう。通常のボスとは違うボスが現れることだ。もしこれが起きると、次に並んでいる人や運営元に伝えないといけない。さらにそこから討伐隊が組まれ、討伐すると言った流れになる。ソロで狩ることができるのならば、ソロで挑戦したいところだ。
と言っても召喚はするのだが・・・。試して見たいのは、スライムによる窒息死とかかな?大量のスライムを召喚してそれを投げ飛ばすことで顔面に当てる。そして窒息死するのかを調べたい。水では窒息することはわかっている。だが、スライムであればどうだ?
犠牲を出さずに勝つことができると考えると大きいのではないか?それは今度試そう・・・。というか、今月にダンジョンに行くことが最後になるから、次に行く時には忘れてそう・・・。もちろんテストだ。しかも来週からだ。はー、めんどくさい・・・。
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