113話
オークとの戦い方はこうだ。ゴブリンが、ヘイトを買います。ゴブリンに攻撃をしている隙に狼が攻撃をするといった感じだ。大きさ的に1.2メートルぐらいだ。そのため、爪で戦うとなると苦戦するのが火を見るよりも明らかだ。アイスボールを放っても大きなダメージになっていない。今回はスキルレベル上げに使うようにしている。無害なモンスター相手に魔法を使うのと、強い相手に魔法を使うのとでは、スキルの経験値に差が生まれているようだ。
そのため、これで勝負がつかなければ戦闘に介入することを頭に入れている。そして、3階層あたりに戻ろうかな・・・・。そんなことを考えている時だった。氷魔法のレベルが2レベルまで上がっている。そして、バレット系で残りMPガン無視で連射している。そして、倒せなかった。それだけで終わったらよかったものの、先ほどの連射の影響で、ヘイトが溜まった。そのため、攻撃の対象となってしまったのだ。
「仕方ない・・・」
ファイヤーランスを頭に当てた。その頭は消滅し、勢いよく前に滑り込むようにして倒れる。そして、ドロップは肉だ。といっても魔力を消費してしまっているので、一旦召喚を元に戻しておく。ステータスを確認するが、火魔法のスキルレベルがカンストし、火魔術に進化している。
特に何も変わったことがなく、自分オリジナルの魔法を使うことができるようになっただけだ。たとえば、部長が使っていた鎌もそれにあたる。あんな魔法は存在していない。そのため、新しい魔法だったのかもしれない。
ということで、今回は召喚師と土魔術師についた。どちらも上位職なので時間がかかるがなんとかなるだろうの精神だ。アンデッドのところに来ており、回復魔法の練習台となってもらっている。あんなリビングアーマーもいない。そのため楽に狩ることができており、快適だ。
流石にここはレベリングの効率がいい。ドロップの効率はゴミだが・・・。どこまで強くなれたのかがわからない点が残念なところではある。そのため、人がいないことを考えるとこっちの方が効率がいいのか・・・?
そして、魔力が回復してきたので、4階層のコボルト地獄にやってきた。そこで氷魔法のレベル上げをしてもらおうかな。
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