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人生終了ゲーム 〜リバースカード〜  作者: Teko
3章 人生終了ゲーム開幕
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30 勝負勘

 

「皆さん伏せましたねぇ」


 悪魔は楽しそうだ。舌で口元を舐めまわし、ご馳走を目の前にしているようだ。


 そんな中、彼女が口を開いた。


「ここで私は試されるのだろうな」


 哀愁を漂わせつつ、どこか楽しげな表情を浮かべる。東堂さんだ。


「試されるぅ?はっ、このゲームの本質をご理解なされていない方に勝ち目などありませんわ」


 また、エリスちゃんは突っかかる。どうやら東堂さんみたいなタイプは嫌いらしい。


「確かに私はあまり頭の使うゲームはやらない。だが――」


 エリスちゃんの物言いは、この人には通用しない。自分のやりたい事がはっきりしているからだろう。


「ここぞというところはわかるぞ。勘だがな」


「勝負好きが聞いて呆れますわ。勝負するならそれなりの準備というものが必要ですわ。それを勘ですって」


「あまり勘を……運を舐めない方が良い」


 キリッとした表情で言い放つ。でもエリスちゃんも気にも止めないようだ。


「運だけでゲームを制することができるなら苦労しませんわ。舐めているのはそちらではなくて」


「舐めてはいないさ。先程も言ったが、私は考える事自体は嫌いじゃないが、お前たちほど賢い訳ではないだけだ。それに勘と運は違うぞ」


「ほとんど同じですわ!」


 この2人の話し合いは平行線だ。さっきから話の内容は変わらない。


「お前から見たら私は、さながら道化だろうな」


「そうですわね」


「だが、この勝負どころ……勝利できれば私は英雄だ」


「英雄?はっ!」


 やれやれと仕草をすると……。


「そろそろジャッジしますよ〜、よろしいですかぁ?」


「ああ、すまない。構わないぞ」


「ふん!」


 さっきから揉めていた2人は返事する。私たちも首を縦に振る。


「ではいきますよ――」


 この3セット目、ここでポイントカードを取るのはポイント的にも……ゲームの勝利のためにも。


 ここは落とせない!3分の1……当たらないことはない。お願い!


 目を閉じ、祈る。


「――ジャッジ!」


 佐藤 美夢……2、6、答え……3、5。


 エリス・メールワイス……3、6、答え……2、7。


 倉田 千夏……2、5、答え……1、6。


 東堂 雪綱……4、8、答え……4、8。


「おめでとうございます!東堂さんのみ当たりでーす。ポイントカードをプレゼント」


 私たちは衝撃を受ける。


 そ……そんな、私たちより遥かに確率が低かったのに、当てたの!?この人……。


 その彼女は悪魔から貰ったカードを手に取り……。


「どうやら私は道化ではなかったらしい。……英雄だったらしいぞ」


 ニッと誇らしげに笑った。

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