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人生終了ゲーム 〜リバースカード〜  作者: Teko
3章 人生終了ゲーム開幕
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16 違和感

 

「ね、ねぇ悪魔、このゲーム少し変よね?」


 ちょっと本格的に怖くなったのか話題を変える。


「変って?」


 奈々はきょとんとする。爺は私もそう思うと言った。


「ええ。何か違和感があります」


「ですよね」


 ほのかと爺はお互いの考えが一致しているのを確認する。


「え、何。違和感って何?」


 奈々はおろおろと聞いてくる。

 よく考えてと諭すと……。


「このゲームは自分のリバースカードの中身を当てるゲーム、でしょ?」


「う、うん」


「でも、それにしては色々都合が悪いというか可笑しい点がいくつかある」


 ほのかは指摘する。爺も乗っかった。


「はい。1つ目はフェイズ2ですね。お嬢様も仰っておいででしたが、意味がありません」


「何で?」


 ほのかは奈々に向かってぶんぶんと手を振る。


「いやいや、よく考えなくてもわかるよ!さっき私言ったよ、自分のリバースカードを当てるゲームだって。相手のリバースカードに手を出しても意味ないって」


「……そっか。自分のカードしか関係ないはずだもんね。でも誰かに勝たせるためとか――」


「何?フェイズ2は賄賂でもできるって言いたいの?だったらナンバーは何?悪魔は何でポイントカードの受け渡しが全員同意じゃないとダメって言ったの?」


「あ、ああ。そっか」


 頭をかく。


「それにフェイズ3での答える時のカードの枚数です」


「枚数?リバースカードと同じ2枚じゃない?」


「ああ、言葉足りずでしたね……あのカードの束の話をしているのです」


 爺は今現在、カードの束を広げている、彼女たちを指差す。


「カードの束?」


「ええ。このゲームはリバースカードの数字を当てるゲーム。つまり1から8のカードが2枚ずつないと成立しないんです」


 奈々は人差し指を顎に置き考える。


「うーん。……あっ」


「気付いた」


「うん、多分?ねぇ悪魔さん……」


 奈々は直接悪魔に問う。


「はい。何です?」


「あのリバースカードの中身の数字ってランダムなんだよね?」


「ええ。そうですよ」


 ニタリと笑いながら答えた。


「だったらやっぱり可笑しいよね。カード1枚1枚が1から8の数字がランダムなんだし、2枚ないと正解できない時も出てくるよね。みんなのカードは1枚ずつなわけだから」


「そう!その通り!」


 ほのかは奈々に指を指す。


「ねぇ悪魔?これも絶望させるためとか言わないよね?」


「言いませんよ。それに……ちゃんとゲームとして成り立っていますよ。ちゃーんとね」


「はあ?」


 悪魔は意味深に語った。さらに爺を見て……。


「まあ、あのお嬢様は気付いたようですけど」


「ほ、本当ですか」


 爺、思わず驚く。


「ククッ。まあまあ落ち着いて考えればすぐわかりますよ。あなた達のその違・和・感」


 指をチッチッチと振る。また意味深に語っては――。



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