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人生終了ゲーム 〜リバースカード〜  作者: Teko
3章 人生終了ゲーム開幕
29/86

08 勝ち方

 

「まぁそう焦らせなくてもいいんじゃない?あたしたちがちょっと早かっただけでさ」


「あら、(わたくし)たちは敵同士。こうゆう心理戦も必要ですわ」


 咎められた私を他所にエリスちゃんと倉田さんが言いあいをしている。相変わらず東堂さんは静かだけど……。


「で?考えはまとまりましたの?」


「ごめん。もうちょっと待って」


 両手を合わせ謝る。エリスちゃんはふんっと小さく鼻息を吹いた。


 …………。私は手を上げて悪魔に問う。


「ゲーム中に質問っていいの?」


「別に構いませんよぉ。何です?」


 大きく首を傾げた。


「以前にもこのゲームってやった人たちっているの?」


「妙な質問をしますわね」


 みんな、んっ?と不思議そうな表情をした。


「ありますよ。それはもう沢山!」


「沢山って、そんなにやったんですか?」


「はい。どれだけやったかは、忘れましたけど……それがどうかしましたか?」


 悪魔は尋ねる。


「5セットやって1度も正解が出なかったことってあったの?」


 また妙なことを聞く、と言われてしまった。……だけど聞かずにはいられなかった。


「ありましたよ」


「あったんですの!」


「その時って勝敗はどうなったの?」


「さっきから何を言ってるの?佐藤さん?」


 倉田さんからも聞かれた。


「どうしても確認しておきたくて……」


 悪魔は私の不安をわかってか、クスクス笑い答える。


「ちゃんと勝者は出ましたよ。あなたが考えている通り、ドローの選択だけで稼いだプレイヤーが勝ちましたよ」


 やっぱり!ドローの宣言だけでも勝てるんだ。


 エリスはふーんと哀れんだ表情を浮かべ、東堂は目を閉じ、表情に変化がない。倉田はなるほどと言うと……。


「ポイントカードが多いプレイヤーが勝利するわけで、別にリバースカードを当てればいいわけでもないってことだね」


「うん!」


 そう……私はこれが確かめたかった。


 確かに正解を当てられればいいけど、確実に当たるとは限らない。なら、ドローを選択して確実に勝ち点を積む方が堅実的だ。


 仮に他のプレイヤーが当てても今の段階では1点差になるだけ……2点差よりはマシだよね……。


「それで?考えはまとまりましたの?」


「う、うん。待たせてごめんね」


 私は親指と人差し指、中指でコインを持ち、表面が隠れるように――。パチンッと音を立て、置いた。


「皆さん、置かれましたね?それでよろしいですか?」


 悪魔は確認を取る。


「構いませんわ」


「大丈夫です」


「構わん」


「う、うん」


 みんなはこのゲームをどう捉えているのかな?わからないけどこのフェイズ1である程度はわかるかも……。


「では……いきます。「オープン!」」

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