14:ゴールデンウイーク明けの朝
ゴールデンウィークが終わった、次の日の朝。
――ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ……
スマホのアラームが鳴って、私はゆっくり目を開けた。
「んー……」
寝ぼけながら手を伸ばして、枕元のスマホをつかまえる。
アラームを切って、私は目を閉じた。
今日からまた、学校が始まる。
でも、その前にちょっとだけ、布団の中で現実逃避したい。
中学になって初めてのゴールデンウィーク、楽しかったなぁ。
芽衣ちゃんや姫宮さんたちと、四人でショッピングモールに行ったり。
夜更かしして、お姉ちゃんと映画見たり。
『バーチャル・ドール』で芽衣ちゃんのアバター『海月』と写真を撮ったり。
れもんとお揃いの服を作って、一緒に踊ったりもしたなあ。
ダンス動画がバズって、その日の星ギフランキング2位になれたときは、すっごく嬉しかった。
「次は1位目指そうね!」って、雪村くんと通話しながら笑い合っていると。
バズった投稿に、こんなコメントが来た。
『私も『カワラブ同盟』っていうタグ、使っていいですか?』
『私も同盟、入りたいです!』
雪村くんと相談した結果、私は『大歓迎です!』と答えた。
その子たち以外にも、いっぱい質問が来たから、次の投稿には『カワラブ同盟、参加者募集中!』っていうタグをつけたの。
そしたら、5人の子が『カワラブ同盟』のタグをつけて、可愛いぬいぐるみや雑貨の写真を投稿してくれたんだよ!
これから、もっともっと増えるといいなあ。
ああ、学校なんてなくなっちゃえばいいのに。
ずーっと休みでいいのになぁ……。
……でも、そしたら、学校で芽衣ちゃんたちと会えなくなっちゃうな。
そんなの、だめ!
やっぱり、学校がなくなったら、困る!!
私は勢いをつけて、ガバッと起き上がった。
「よしっ」
今日も一日、頑張るぞ!
気合を入れて、私はパジャマのまま部屋を出た。




