朝:
「これが『我泣き濡れて蟹と戯る』か……」
「えっ!?何!?今海斗なんつった!?俺なんもわかんない!」
「だろうな……」
……そうして。
バカ達が見守る中、天城は蟹と戯れている。ちょっと、泣いている。蟹も、カニカニたまたま、と、言われてみればどことなくたまっぽい仕草で、天城と戯れているのだが、なんとなく嬉しそうに見えるし、実際、嬉しいのだろう。蟹……というか、蟹の中にいる、『天城のたま』の魂は。
この光景を見て、バカは『よく分かんねえけどよかったなあ!』とにこにこしているし、バカの先輩達も皆、『よかったなあ!』『よがっだなあ!俺は駄目だ、こういうのに弱くてぇ……』と喜んだり泣き崩れたりしている。バカの先輩達もバカぐらい情緒が豊かなのである。バカほどバカではないが。
「あー、あの……親方さん。ええと、1つ、お伺いしたいんですが」
そんな中、バカの隣に居た海斗は、『どうしてもこの疑問、抑えきれない!』と思ったのだろう。ものすごく緊張しながら、バカの前に居た親方に話しかける。
「おう?いいぜ、何でも聞きなァ!」
そして親方は、恐る恐る、しかし礼儀正しく尋ねてきた海斗を無碍にすることはしなかった。そう!親方は気難しくて怖そうに見えて、ものすごく優しいのだ!
「その……あの蟹ロボに入っているのは、『天城さんの世界線での駒井つぐみ』っていうことですよね」
「ああ、そういうことだろうな」
「何故、彼女の魂がここに?」
海斗の疑問は、『何故、蟹たまはここに?』という至極当然のものだった。バカは『あっ!?言われてみれば確かになんでだ!?』とやっと気づいた顔をしていたが。
……だが。
「そりゃあおめェ、悪魔の考えになってみりゃァわかんだろ。悪魔がわざわざ、駒井さんをこの時間に連れてきたんだ」
親方は、ちょっと渋い顔で教えてくれた。
「……で、あの悪魔は、50年を掛けて恋人を取り戻そうと頑張ってきた男に……最後にその手で、愛する女の魂と戦わせようとしたんだろ」
ぎく、と、主催の悪魔が怯えたが、主催の悪魔は両脇を陽とたまによって固められている。いつでも『無敵時間』で固められるぞ、という脅しは、間違いなく主催の悪魔を縛り付けていた。
「魂なんざ、1つの入れ物に2つも3つも入れたら暴走するに決まってやがる。ついでに、混ざるのがこの井出亨太の魂なら猶更だろ。どうせ攻撃的になる。我も忘れる。悪魔の檻の中から依頼書出してきたような図太い依頼主だって、恋人に襲い掛かっちまうだろうさ」
親方の言葉に、海斗は『そんな……』となんとも苦い顔をする。
「んで、全部終わった後にネタばらしして、宇佐美さんが絶望したところで、魂を食うつもりだったんだろうなァ……」
親方はそう言って、ちら、と主催の悪魔を見た。……そして。
「ゆっるせねえ!ゆっるせねえ!おい!おいテメェ!この悪魔ァあああああ!」
「ひいいいいいいい!」
「おちつけこのバカ!」
バカは怒り狂った。怒り狂って主催の悪魔を叩き潰そうとしてしまったので、大慌ての海斗に止められた!
更に!
「すぐに動くんじゃねえこのバカ!」
すこん!といい音を立てて、バカの頭に拳骨が落とされる!そう!親方の拳骨である!
「いてええええええええ!」
「お前にゃァいい薬だ!ったく!天使の本免取れてもまだまだヒヨッコだなあ!」
親方の拳骨は痛い!なのでバカはその場でゴロゴロゴロゴロと転がった!地面が削れた!が、親方は削れた地面に何も言わないので、海斗は『もしかして天使の間では転がって地面を削るのはごく普通のことなのか……?』と慄いた!
「……だがよ、あの悪魔を引きずり出してきたのはお手柄だぜ、樺島。な?」
慄く海斗を他所に、親方はバカを引っ張り起こし、ついでに褒めてくれる。なのでバカの頭からは、痛みなんて吹っ飛んでしまった!
「うん……えへへ、お手柄……?」
「そうだ。……よし」
えへへ、と喜ぶバカに笑いかけて、それから親方は、ぱん、と手を打つ。
すると途端に、さっきまで蟹たまと天城を『わーっしょい!わーっしょい!』と胴上げしていた天使達が、ぴた、と胴上げを止めて、ささっ、と親方の傍に整列した。ピシリ、と揃った整列は、正義と清廉を掲げる天使の軍勢をも思わせる。まあ全員、軍人ではなく建築業なのだが。
「A班はこのまま帰社!んで、あの悪魔に事務所で茶か酒か、好きな方出してやれ。だがキッチリ、話してもらうことは話してもらう」
親方が厳しくそう言えば、主催の悪魔は『ひええ』と縮み上がり、ついでに天使の先輩達が『うっす!お先!』『よーし覚悟しろよ悪魔!今度こそ魂ってどんな味なのか教えてもらう!』『茶か酒じゃないとダメか!?親方ァ!俺はカルピスもいいと思う!』と好き勝手話しながら動き出した。
そうして見る見るうちに、主催の悪魔は黄色と黒のゼブラロープでぐりぐりと縛り上げられ、『安全第一』のヘルメットを被せられ、そしてそのまま、『わーっしょい、わーっしょい』と運ばれていった。……空へ!
「……飛んだ!?」
「そりゃ飛ぶよぉ、俺達、天使だもん……。だから高所作業とか得意なんだぜ!」
海斗が愕然としていると、バカは『海斗も当然のことで驚くことあるんだなあ』とにこにこした!海斗はものすごく釈然としない顔をしているが!
「で、樺島。そこのおネーちゃんと牛は、ありゃ、悪魔かァ?妙に悪意が失せちまってるが、どしたんだ、ありゃ」
「うん!なんか付いてきた!一緒にソフトクリーム食べに行く!」
そうして、バカは双子の乙女と牡牛の悪魔を親方に紹介する。3人は、『あ、どうも』『どうも』『暫く暇になりそうなので人間の世界を観光してこようかと』などと言いながら、ぺこ、と親方にお辞儀した。親方も『こりゃどうも。うちのバカが世話になったようで』とぺこ、とお辞儀した。
「成程なァ……おめーがいつものバカで悪意を消しちまったのかァ……。おめーはやっぱりバカだなあ!色んなものをぶっ壊すのが得意な、いいバカだ!」
「うん!俺、バカだよ、親方ぁ!」
親方はまた、バカの頭をわしわし撫でてくれた。バカは喜んだ!撫でられると喜ぶのは犬とバカの特徴である!
「で、こっちが一緒にゲームやった皆!紹介するな!ええと、こいつが陽で、こっちがたま!」
続けて、バカは元気に皆の紹介を始めた。
「天城のじいさん……は、ええと、陽なんだけど、天城のじいさん!」
「成程、お前は本当にバカだなあ……。ま、いいや、うん……」
バカは天城の紹介がヘタクソである!紹介された陽とたま、そして天城に蟹たまは、揃って苦笑いしながら、ぺこ、とお辞儀した。親方は何とも言えない顔でお辞儀し返してくれた。多分、伝わったのでヨシ!
「で、天城のじいさん、うちで働くって!」
そしてバカは早速、天城を親方に斡旋する。天城は陽で、つまり頭がいいのだ!頭がいい人はキューティーラブリーエンジェル建設に不足しがちなので、居てくれるととても助かるのだ!
「そうかァ。天城さん、うちで働くとなるとまあ色々あるが……ま、そりゃ追々説明する。寝泊まりするところはあんのか?ねえならすぐにでも社員寮の空いてる部屋を使えるぜ」
「ならすぐにでも入居させてもらおう。……いい加減、齢だからな。肉体労働はできないが、まあ、さっき運ばれていった『工具』のメンテナンスはできる。それから、危険物取扱の甲種を持っているが……」
天城が自分の資格を説明していると、周りの先輩達は『すげえ!最初から輪っか付きだ!』『つまりもう智天使じゃん!すげえ!』と目を輝かせた!
……更にそこへ、カニカニカニ、と、蟹たまもやってきた。そして、カニ、と、親方の前に進み出る。
「うん?駒井さんももしかして、うちに来るのか?」
親方が嬉しそうに聞くと、蟹たまは、カニカニ、と頷いた。
「成程なぁ……重機かァ」
親方がそう言えば、蟹たまは、カニ、と首を傾げ……それから、カニカニカニ!と元気に頷いた。
「……一応、つぐみは簿記2級を持っているが」
更に、天城曰く、どうやら蟹たまは事務もいけるようだ!
「あと普通運転免許と色彩検定2級ときのこ検定と風水アドバイザーとアマチュア無線技士1級と第一級総合無線通信士と英検漢検数検の1級とウルトラマン検定持ってるよ」
「へー!つまり通訳もできるのか!すげえな!」
「樺島。お前が言っているのはつまり英語かモールス信号のことだよな?ウルトラマン検定の方に反応していないよな?」
たま本人からも申告があったところで、蟹たまはいよいよ、天使達に『なら是非うちに!』『事務員兼重機で!』と勧誘を受け始めた。
……ということで、天城と蟹たまの就職が決まったのである!
「で、こいつが海斗!俺の友達!」
「え、あ、どう、も……その、樺島君……?に、お世話に、なっております……え、ええと……?」
……続いて紹介された海斗は、ものすごくしどろもどろになりながら、親方に、ぺこ、と頭を下げた。『友達の親』に対して緊張する少年のようである!
「おう、うちのバカが随分と世話になっちまったみてェだなァ。……ま、気が向いたら、今後も仲良くしてやってくれや」
「うん!海斗にポケモン貸すんだ!あと、海斗が書いた小説、読ませてもらうんだぁ!」
バカは自慢の友達を自慢するのに忙しい。これだからバカは!
……が、横から、ちょこちょこ、と土屋につっつかれたところで、慌てて、次の紹介に移る。
「で、ええと、こっちが土屋のおっさん。本物の警察なんだ!」
「どうも。樺島君にお世話になりました。安藤と申します。……が、ええと、樺島君が混乱しそうなので、『土屋』とお呼びください」
土屋は苦笑しつつ前に出て、親方に警察手帳を見せた。親方は『ほう』と驚いたような顔をした。後ろで先輩天使達が『本物の警察!』『かっこいい!』『かっこいいなあ!』と歓喜の声を上げた!
「井出亨太の処遇について、少しご相談させていただきたい。それから……そちらの2人についても」
そうして土屋はそう言うと……後ろに居た2人を、そっと連れてきた。
ヒバナとビーナスは、少し気まずげに、そしてそれ以上に警戒に満ち溢れつつ、親方や先輩達を見ていた。まあ、初めて見た天使がコレなのだから、仕方がないが。
「こいつら、ヒバナとビーナス……じゃなくて、ええと、ええと、翔也と瞳!ヤクザなんだけど、抜けてきたんだってさ!で、あの……」
「分ァってるさ、樺島。事務員と営業捕まえてきたんだろ?な?」
「うん!そうなんだよぉ!えへへへ……」
だが、確実に外堀は埋まっていく。ヒバナとビーナスは最早、キューティーラブリーエンジェル建設フローラルムキムキ支部から逃れることはできないのである!
「……ってことで、この2人はうちで面倒見りゃァいいんですね?」
「ああ。そうしてもらえるととても助かります。だが、2人には蛇原会の告発に協力してもらわなければならないのでね、しばらく、私もおたくの事務所に出入りすることになると思いますが……」
「あァ、いい。いつでも来てくださいよ。正義の心をちゃんと持ってる人間さんなら大歓迎だ。……あ、一応、名刺渡しときますんでね。こいつがありゃ、いつでもうちに来られますから」
親方はからから笑って、取り出した名刺を土屋に渡した。
天使の名刺は、空の上に遊びに行くためのチケットだ。親方の名刺は無期限パスポートみたいなものなので、あれを持っている土屋は今後、バカの職場に遊びに来放題である!
「ところで土屋さんよ。折角だ、あんたもうちの社員になりませんかね?あんたなら人間のままでも、天使になっても、うちでやってけると思いますがねェ」
「いやぁ……大変魅力的な職場とお見受けするが、流石に遠慮しておきますよ。はっはっは」
更に、親方はちゃっかり土屋を勧誘していた!流石に現役の警察官には断られてしまったが!
「あっ、そうだ。で、こっちがミナ……あれ?」
それからバカは、親方にまだミナを紹介していなかったことに気づいて、慌ててミナを紹介しようとして……。
「ミナが居ない……?」
「ああ、バカ君。ミナならあっちよ」
ミナを見失ってきょろきょろしていたバカは、ビーナスが苦笑しながら示す方を見て……びっくりした!
……なんと!
ミナは、先輩天使の1人と、硬く抱きしめ合っていたのである!
「せんぱぁい……」
「芽衣子さん……!」
……なんか、ワケアリっぽい!
「えっ、あの、せんぱい……」
バカは混乱した!だって先輩はバカの先輩で、ミナの先輩じゃないはずなのだ!バカはちゃんと、この先輩に余ったお土産を1つ余分に貰ったり、ニジマスの塩焼きを1本余分に貰ったり、出来立ての藁人形納豆を味見させてもらったりしているのだ!
だが……。
「ああ……樺島さん!」
ミナがバカに気づいて、ぱっ、と表情を明るくして駆け寄ってくる。そしてバカの手を、きゅっ!と握って、涙の残る笑顔でぶんぶんと握手してきた!
「樺島さん!先輩が!先輩ったら!天使になってらっしゃったんです!」
「……えっ!?」
バカはぽかんとしながら、考えて、考えて……。
「……つまり、先輩は俺の先輩だけど……ミナの先輩、なのか?」
「はい!そういうことです!私の先輩で、樺島さんの先輩、なんです!」
ようやく、その事実に気づいた!
そう!どうやらミナの先輩は……死んでしまった後に天使になったタイプの天使で、そして、キューティーラブリーエンジェル建設に就職していたようなのだ!
バカ、びっくり!
更にバカのビックリは続く。
「芽衣子さん!俺、今キューティーラブリーエンジェル建設フローラルムキムキ支部に社員食堂を作る相談を社長としてるんだ。建築や解体も楽しいけれど、やっぱり俺は料理がしたい!天使になってから新しく研究した料理もある!主に納豆!」
「素敵です、先輩!」
「社員食堂!?社員食堂!?すげえええええええ!」
「すごいだろう、樺島!お前には味見役をやらせてやるからな!楽しみにしてろ!」
なんと!いつの間にか、キューティーラブリーエンジェル建設には社員食堂ができることになっているらしい!バカは歓喜に全身を震わせ、震えるあまり、バイブレーションモードになっているスマートフォンのようになってしまった!
「……それで、その、芽衣子さん!俺と一緒に、社員食堂で働かないか!?」
更に、先輩天使はミナにそう持ち掛ける。
ミナはきょとん、としていたが……やがて、ぱあっ、と満面の笑みを浮かべた!
「……はい!是非!」
「……なんか、どんどん私達、キューティーラブリーエンジェル建設に就職が決まってない?」
「俺とお嬢だろ?ミナだろ?で、天城のじいさんもか?」
「あと蟹たまもよ。これで5人でしょ?バカ君入れたらもう6人になっちゃうのね……?」
「半分超えたな……」
ヒバナとビーナスは『なんか新入社員が顔見知りばっかりだ』みたいな顔をしつつも、一応、少し不安が解けてきたらしい。嬉しそうではある。
「皆がうちに来てくれたら嬉しいなあ!嬉しいなあ!へへへへ……」
そしてバカは、誰よりも喜んでいる!大好きな皆が、一緒の職場で働く仲間になるのだ!こんなに嬉しいことは無い!
バカが『明日から楽しみだなあ』とにこにこしていると……ふと、ぽふ、と肩が叩かれる。
「おう、樺島。もうお前は今日は上がりだ」
「えっ、いいのか!?」
なんと、親方から休暇を頂いてしまった!太陽を見る限り、まだお昼にもなっていないのだが……それでも、親方がいいといえばヨシなのがキューティーラブリーエンジェル建設の常識である。つまりバカはもう、仕事上がり!
「お前、行くとこあるんだろ?折角だ、行ってこい。人の縁ってェのは、大事にしなきゃァならねえぞ!分かったか!」
「うん!わかった!ありがとう、親方ぁ!」
バカは親方に促され、先輩達にも『行っておいで!』『行っておいで!』とにこにこ見送られ、ついでに『そういやお前財布持ってないだろ!しょうがねえなあ!』と万札をお借りし!
……ようやく!
「じゃあ皆ぁー!ミニストップ行こうぜー!」
ようやく、皆でソフトクリームを食べることになるのである!
……そうしてその日。
世界のどこかのミニストップで。
仲良くソフトクリームを食べる謎の集団12名と、でっかい蟹ロボが目撃されたのだが……あまり、騒ぎにはならなかった。
明らかに牛っぽい人も居たし、『あれっ!?俺、もしかすると羽のしまい方分かんねえかも!アッ!わかんねえ!やっべえ!わっかんねえ!なあ!しまえた!?俺、羽、しまえてるぅ!?』とうるさい天使も居たが……それでも、通り過ぎる人々は、首を傾げることはあれども、それだけだったのである。
理由は至極単純。
そこに居た全員が、楽しそうで、穏やかで、如何にも大団円、と言わんばかりの様子だったからだ。
年齢も性別も、職業も種族すらもちぐはぐな謎の一団が、美味しいソフトクリームを食べて、笑い合っている。
人当たりの良さそうなあんちゃんと黒猫のような女子のカップルも。神経質そうでありながら、ちょっと和らいだ表情のあんちゃんも。いかにもチンピラ然としたあんちゃんも、その隣で笑う美女も。大人しそうな三つ編みの女子も、渋いおっちゃんも。
……ついでに、でかい蟹ロボと、蟹ロボに懐かれている老人も。双子らしい、そっくりな見た目のおねーちゃんズも。あと牛っぽいのも……そして、筋肉ムキムキで背中から羽が生えている変なのも!
そんなちぐはぐな連中が同じものを食べ、笑い合っている!それだけで十分!彼らの勝利の美酒ならぬ勝利の美味しいアイスクリームに水を差す者など、現れようはずもない!
そうして彼らがそれぞれの帰路に着いた時、バカの元から去っていく者達の手には1枚ずつ、真白いふわふわした羽根があった。
名刺を忘れたバカが、『これ使うと遊びに来られるから!』と渡したものである。
……彼らはまた、そう遠くなく、この羽根を使うことになるのだろう。
多分、鍋パか……或いは、ニジマスBBQとか、カミツキガメから揚げ大会とか。或いはまた、デスゲームの助っ人とかに招集されて……。
To be continued……?
完結しました。そしてお待たせしました。書籍化します。
詳しくは活動報告をご覧ください。
また、本日より新連載『島流し令嬢』を開始しております。よろしければこちらもどうぞ。
尚、『島流し令嬢』の後かその次ぐらいに『頭脳と異能に筋肉で勝利するデスゲームシーズン2(仮)』を開始予定です。それまでの間はこの話の後にちょこちょこ番外編が増えます。(毎月1日には必ず増えます。)
<バカカウンター>
本編を通して出てきたバカという単語の数:5570くらい




