選考対象に選ばれましたとさ★ vol2
あけおめ、お久しぶりです。
冬休み明けの課題考査なんて知りません…
「セピア様、これはどういうことでしょうか?」
「えっとですね…わかりにくい運行表が僕らを見放したということで」
「セピア君、もう少しマシな言い訳を思いつかなかったのかな?」
今現在、僕らは街も何もないド田舎に放り出されている。なぜこんなことになっているのかというと、単純に乗る馬車を間違えたってことになる。本来乗るべきは目的の国に直接向かってくれる馬車なのだが、僕らが間違えて乗ったのはその手前のこの何もないところまでしか行ってくれない奴だということだ。
「そもそも、なんでこんなところに馬車が通ってるんだ…」
「記憶が定かではありませんが、昔はこのあたりにも国があったらしいです」
「なくなったなら馬車は廃止してほしいな…」
「とうとう運営のせいにし始めたね、セピア君」
「それはそうと、これからどうしようか」
「そうですねぇ、明日の朝出発のきちんと目的地へ向かってくれる馬車に乗るしかありませんね」
「間違えたにしても、なんでここが終点になってるんだろうか?」
「そこはセピア君の不幸体質のせいとしか言いようがないと思うわ」
「今度協会にでも行ってみようかな」
こんな時こと神頼み、とか言ってたら怒られそうだなぁ…
「見たところ周囲に集落等もありませんし…ここで野営するしかありませんね」
「セピア君、人間側にはまだ集落とかあるの?」
「少数ではあるけどね」
集落とは、正式に国として登録されていない人が住んでいる地帯だ。一応開拓地という扱いにはなるのだが、運営費等の援助は一切されないので意地が大変だったりする。没落貴族家とかが運営していたりするとかも聞くが…フリューゲル家もいずれそうなるんだろうか?
「魔族側は、もう完全に集落は廃止しちゃったわよ。正式登録していない国以外に定住することを違法とすることでね」
「その辺は、最高権力者がいる政治体制のメリットだよなぁ」
「人間側は、各地に点在する国ごとに法律等も違いますからね」
つまり、まとまった改正ができないわけだ。魔王という絶対的な権力者が存在するので、集落を廃止するなどといった強引な政策も可能となってしまうのだ。
「セピア様、少し動物を狩ってきますね」
「なんか原始人みたいな生活だな」
「そんなこと言ってないで、水でも出してよ」
「…りょーかいです。『水球省魔力ver』」
改めて、ただ単に水を生成することすら魔導書の改良が必要なんだよなぁ…
「ねえ、セピア君」
「何?」
「今晩は、騒音には気を付けてね♡」
「ナニヲイッテイルノカサッパリ」
「だってアリスさんだよ?こんな最適な状況、絶対仕掛けてくるでしょう」
「いやいやまさか…」
「セピア君、埋め合わせはキチンとしないと」
「元はと言えば、ユーリが事の発端なんだよなぁ」
「私的には、これで私とセピア君の関係が正当化されるからね」
「別に正当化はされないと思うけど…」
「セピア君も、シたいでしょ?」
「…一応聞くけど、ユーリの目的は?」
「同じ土俵に立たせて勝つ!」
「魔族だなぁ」
「魔族よ?」
あ、このくだり今後使えそう…
お疲れ様です。
流れるような作業で下の方からブクマと星を入れてください。
新年一発目なのでポイント乞食しても許されるやろ。




