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王女様とバケーション vol4

皆様のおかげで、累計10万PV突破しました!本当にありがとうございます!

「私、久しぶりにこんなにはしゃぎました」

「僕もですね。最近はあまり自由に使える時間も無かったですし…」


ここまで自然体でいる王女様を見た人もそうそういないだろう。


「エリスさん。普段から気を張っていなきゃですもんね。ストレスとか大丈夫なんですか?」

「公には言いませんが…正直疲弊しきっています。普段から王女としての立ち振る舞いを要求されますし、上級貴族の方々からの縁談も絶えなくて…」

「王女様に縁談の申し込みとは、どれだけ自信があるのかしら」

「申し込むだけなら無料ですからね。一筋の希望にかけてくるような人たちは大量にいます」

「それはそうでしょうねぇ…」


なんせ、成功すれば一躍王族だ。この国での最高権力者になりえる可能性が1%でもあるなら、挑戦しようという貴族家は大勢いるだろう。


「その点で言うとセピア様…お買い得ですよ?」

「その路線で攻めるのは止めるという話では?」

「あらまぁ…セピア君の期限を損ねちゃったわね?」

「すみません…」

「いや、あの…」


第一王女にマジトーンで謝られると、なんだかこっちが悪いことした気がするのは何故だろうか。結局僕は権力に屈する人間だと言うことか…()


「セピア様、そろそろホテルへ向かいましょうか」

「そうですね、流石に疲れました」

「セピア君、私疲れちゃったなー。あとでマッサージして?」

「隣からの視線が怖いから遠慮しておくよ…」

「セピア様、私にもマッサージをお願いします。これは命令です」

「…国家権力をそう易々と使わないでくださいよ」

「いいじゃないですか。私が持つ権力なんですから」


この国が滅亡したらまず真っ先にこの人を疑うとしよう…


**********


で、ホテルの夕飯なんだが…これも当然の如く自分たちで用意した。ただ、こっちはもう完成品があらかじめ用意されていて、多少温めたりするぐらいでよかった。エリスさん曰く、賞味期限等の関係で定期的に完成品の入れ替えを行っているとかなんとか…桁違いの財力がなせる業だね。一応、賞味期限ギリギリの廃棄食品は孤児とかに提供しているようなので、完全に無駄にしているわけではないとのこと。


「申し訳ありません、またしてもセピア様の手を煩わせてしまって…」

「大丈夫ですよ、これに関してはエリスさんが悪いわけじゃないですから」

「せっかくの機会なので、私の手料理でもふるまいたかったのですが…」

「肝心の手料理が出来ないと?」

「そういうことです…」


おいおいユーリ、致命傷じゃすまなくなるぞ…、まあ、第一王女だからな。料理、というか包丁なんて危なくて持たせられない!とか言われるだろうな。


「別にいいですよ。ホテルのメニューとあってとてもおいしいので」

「エリスさん。手料理が上手じゃないと、旦那が妻の料理じゃなく外食を好むようになるのよ?」

「おいいつから僕は既婚者になったんだ」

「セピア君、私結構料理できるよ?」

「魔族でも料理上手とかあるんだな」

「向こうで飲食系のバイトしてたからね」

「社会のシステムは大して変わらないんだな」


意外と普通で驚いた。ちなみにホテルの冷凍食品は死ぬほど美味しかった。

お疲れ様です。

話の進む速度が遅いのも相まって、このシリーズ相当長続きしそうです。ユーリとエリス以外の話が見たい方々には申し訳ないです…

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