王女様とバケーション vol1
このシリーズはイラストが欲しいなと切実に思います。誰か描いt((
「セピア様、この件をもってアランの冒険者人生は幕を閉じました。そして、私とセピア様の新婚生活編が幕を開けるのです!」
「観客不足で閉幕です。私のセピア様を奪わないでください」
「いつからあなたのものになったんですか?」
「…その青い髪脱色してあげましょうか」
「残念ながら、これ脱色できないんですよね。何度か試しましたけど」
何その髪質。色素がめちゃくちゃ濃いのか何なのか…
「というか、なんでエリスさんは当たり前のようにここにいるんですか」
「セピア様は相当な功績を成し遂げました。それを祝うのは王女としての役目では?」
「なんで疑問形なんですか…」
本当に、朝起きたら目の前に王族がいるという状況は心臓に悪い。寝起きドッキリどころじゃないぞ…
「それでですね…セピア様には今日一日私を好きにしてよい権利をさあ仕上げます!」
「あなた結局それがしたいだけでしょう!権力の濫用です!」
「あ、じゃあお城に戻ってください」
「それ以外で!」
「おいおい選択肢が無いぞ…」
好きにしてよいとか言われても…正直何もすることがない。外へ出かけようにも相手は王族。周りの視線が痛いどころでは済まされないだろう。下手すれば問答無用でお縄ということも十分あり得る…
「あの、エリスさんと休日を過ごしたいのはやまやまですが、流石に周りの目が痛すぎます」
「なるほど、それもそうですね…」
「ですから、今日は帰っていただいて…」
「なら、周りの目がなければいいんですね!」
「ハイ?」
「私のプライベートリゾートがあります。そこへ向かいましょう!」
「ナニイッテルンダコノヒト」
**********
ということで、僕はイルージュ国所有のプライベートリゾートにお呼ばれしている。ちなみに、ユーリ以外は同行していない。ユーリは僕の奴隷なので、僕と一定距離以上離れることができなくなっているのだ。他の人たちからは「たまには羽を伸ばしてきてもいいのでは」と言われたので二人で向かうことになった。アリスは最後まで駄々をこねていたが…今度何かしらで埋め合わせしてあげないと…
「セピア様、どこへ行きますか?」
「リゾートの中でも選択が始まるんですね…僕は何があるか把握してないので、エリスさんにお任せしますy…」
「そうですか!ならビーチへ行きましょう!」
「あなたもしかして、最初からこうなるとわかってた?」
「さあ、どうでしょうねぇ?」
「セピア君、この女中々手ごわいわよ…」
まあ、これぐらいじゃないと王女なんて勤まらないのかもしれないな()
「セピア様、水着はあちらから選んでください」
「これだけ準備が良いので、ユーリの説が正しそうですね」
「じゃあ私達は着替えてきますので!」
「え、私も着替えるの?」
「あら、向こうには水着の文化はありませんでしたっけ?」
「いや、文化自体はあったけど私は着たことが…」
「いいじゃないですか。これも一つの経験です」
「セピア君、笑わないでよ?」
「笑わないよ」
流石に魔王幹部の水着を笑えるほど肝が据わってない。
お疲れ様です。
誰も咎めなかったので堂々と貼り付けてやります。
:https://www.youtube.com/channel/UC3cjvz7Pcdox19z4xzx2C9A




