ダンジョン攻略だそうです vol5
ちょっと投稿遅れました。
「セピア様、右から来ますよ!」
「了解。シルフィ、そっちは?」
「もう少しでクレハの魔法が使えます」
「わかった。シルフィが加わってくれればある程度楽になるんだけど…」
現在僕たちは、あまりにも先が長い戦いを強いられている。魔法が満足に使えないので、ダメージソースが普段より少ないのだ。それに、相手もドラゴンで知能が高いので、少しひねった行動をとってくる。攻撃を回避するのも一苦労というわけだ。
「ここか…『流星剣』!」
この剣技は練習さえすれば誰でもできるやつだ。流石に剣技を自作することは僕のユニークスキルじゃ厳しいみたいだからね。ただ、剣に炎を纏わせているので普通よりだいぶ威力は上がってる。はずなんだが…
「本当に硬いな…」
「セピア様、コイツ次第に外装の耐久力上がってる気がします。私の攻撃が通ってる感じがしません」
「恐らく生存本能によるものね。魔族にもそういう能力を持った者は存在してるけど、ドラゴンもそうだったのね…」
「それ、結構厳しいんじゃない?」
ただでさえ現状そんなに削れていないんだ。今後もっとダメージが入らなくなるのか…
「アリス、ダンジョンを破壊するのって規約違反?」
「攻略の際仕方なくであれば、罰金だけで済みます」
「…最悪ダンジョンの天井を突き破って、魔法ぶっ放そうかな」
「最後の手段として考えてもいいかもしれませんね」
「それと、この剣維持するのにも魔力使うから、回復にも集中力使うし…」
僕の場合、戦闘途中に魔力回復を挟むスタイルなので、こういう長期戦には向かないのだ。
「セピア様、上です!ブレスが来ます」
「ちょっとやってみるかぁ…『衝撃反射』」
「????」
ドラゴンが放ってきたブレスが、ユーリの使った魔法によって反射される。
「ユーリ、そんなことできたの?」
「これは魔王幹部異常じゃないよ使えないわよ。魔法消去より成功させるのが難しいからできれば実践投入はもう少し後にしたかったんだけど…この際やむを得ないわ」
「これは結構なダメージソースになるぞ、助かる」
「私はセピア君の奴隷だからね、これぐらいしないと勤まらないよ」
「そんなことないけど…」
こういう従順な感じっていずれ弊害が出てきそうだな…
「セピア様、離れるとブレスを吐く確率が高くなるみたいです。一度距離を離して、ブレスを誘いましょう」
「あの女、成功率が低いって部分聞こえてるのかしら…」
「まあ、しょうがないんじゃない?」
「セピア君が言うならしょうがないかぁ」
そうして、多少ペースを上げつつ着実にドラゴンの体力を削っていく。そんなとき…
「セピアさん、浄化ができますよ!」
「わかった、レイスのその後は少し様子を見ておこうか」
使おうとしてる魔法が魔法なだけに、チャージ時間なるものがあるのだが、それがとんでもなく長い。そのチャージがようやく終わったのだ。
「迷える子羊よ、神の名のもとこの世へ戻れ。『輪廻転生』」
あまり関係はないが、魔法名以外の詠唱がいるのってこれぐらいじゃない?
「あれ、私は…確かアランさんに囮にされて…」
やはりその線だった。これで違ったらどうしようかと思ったけど…
お疲れ様です。
このダンジョン編はあと1,2話ぐらい続きます。




