ダンジョン攻略だそうです vol4
大変長らくお待たせいたしました!無事期末テストも終了したので、本日から普段通りに更新していこうと思います。
「セピア様、あれはレイスですよね…」
「ああ、そうだろけど…僕も初めて見たよ…」
「セピアさん、レイスなんて見たことある人そうそういないんじゃないでうすか?」
それもそうだろう。レイスというのは、現世に恨みを持って死んでいった生命が、こうして具現化するもの。その関係で、他のモンスターたちと違って自然沸きすることは絶対になく、強さも常軌を逸しているので新人冒険者の間では伝説として恐れられているのだ。
「セピア君、私向こうで結構な数を見てきたけど…あれは相当強いわよ。特に彼女は、人間関係系のトラブルに巻き込まれたみたい」
「ちょっと待て、アランは確か一人犠牲が出たと報告したんじゃなかったか?」
「そうですね、確か仲間を一人失ったとか…」
これは完全に僕の推測でしかない。考えすぎだといわれてしまえばそれまでなのだが、どうも僕にはその失った仲間が目の前のレイスになったとしか考えられない。確か、サレンさんだったかな?赤髪の。レイスになってオーラが纏わりついている関係で分かりずらいが、よく見ると髪の毛が赤い。
「アリス。あのレイスの元となったのは、アランの失った仲間という線が極めて濃厚だ」
「そうでしょうね。恐らくですが、自分たちが逃げるために見捨ててきたんでしょう」
「最低です…」
「セピア様、許せません!」
「ただ、あのレイスを倒してしまっては意味がないんだよな…」
「それもそうですね…」
そう、僕としてもなんとかして彼女を救ってあげたいが、レイスをもとの人間に戻すことなんて可能なんだろうか?少し不安になってきた。
「セピア様!光属性魔法に、浄化作用がある魔法があります。私がそれを使いますので、後の皆さんでどうにかあのドラゴンを倒してください」
「クレハ、頼む!」
レイスの対処はクレハに任せ、僕たちはドラゴンをなんとかしなければいけない。のだが…
「厄介なことに、あんまり無造作に魔法を放てないんだよなぁ」
「そうですね…セピア様やシルフィさんにとっては厳しい戦闘になりそうです」
そう、忘れてはならないがここ室内、というか洞窟の中というか…そんなところで魔法をぶっ放そうものなら壁が崩れて僕らの命が危ない。…ここは仕方ない、今まであまり使ってこなかったが、あちらのセンチ等方法でどうにかしてみよう。
「アリス、僕の剣を出してくれ。確か万が一のために持ってたと思うんだけど」
「久しぶりにセピア様の剣技が見れますね!どうぞ、思う存分戦ってください」
「剣技っていうほどのものじゃないんだけどね…『効果付与・火属性』」
そう唱えると、僕の剣が灼熱の炎を身にまとう。これは別に魔法とかじゃなくて、僕が幼い時に考えた方法だったりする。剣に魔力を使って耐久力を挙げたり、切れ味をよくできないかなーと試行錯誤していたら、こんな方法を編み出していた。今思うと、当時からこのユニークスキルの片鱗が見え隠れしてたんだな…ただ、剣術的に邪道だと言われて以来使ってなかったんだけど、この際手段を選んではいられない。
「セァ!」
ドラゴンは巨体なので足首当たりを切り付ける。これのいいところは、切った後もしばらくためーじが入るし、その火属性ダメージで倒せばなぜかドロップ品の肉とかが焼けた状態で手に入る。これは火属性の魔法で倒しても同じなんだが、野宿するときとかに重宝していたよ。
「セピア様、私も応戦します!」
こうして、魔力主義の国とは思えない物理オンリーの戦いが幕を開けたのだった…
お疲れ様です。
攻撃する際の叫び声って難しすぎませんか??誰かいい案ください。




