流れ弾
あと5件でブクマ100件ですよ!
「ご主人様、最近あのアランとやらの冒険者としての評判がうなぎのぼりだそうですよ」
「それ本当か?あいつがまともに冒険者するとは思えないんだけど…」
「もしくは、なにか裏があるのかもしれませんね」
「確かに、冒険者としての地位を確立した後に何かしら仕掛けてくれるかもね。父は人としては最低だけど、貴族社会を生きるすべに関しては頭が回るからね」
「それはまた厄介な話ですね」
なにか厄介事に巻き込まれなければいいんだけど…
「あの、すみません…」
玄関の方から声が聞こえた。
「アリス、誰か呼んだ?」
「いえ。その様子だとセピア様でも無いみたいですし、単純に来客でしょうか?」
「なんか嫌な予感がするなぁ…」
前にもこういうことあったよね?シルフィとかセシルとか実家の使用人とか…何かしら起きる予感しかしない。
「はい、どちらさまでしょうか?」
なんか見た目幼い感じの少女が居た。ピンク髪で全体的に子どもっぽいが、ある一部はその存在感をあらわにしている…おっと、断じて僕はロリコンではない。
「…なにか失礼なこと考えてますね?」
「なぜわかったよ…」
「女性とはそういうものです」
「ほほう、あなたが女性を語りますか」
「初対面でよくそんなに切り込めるね…」
後々トラブルになっても知らないぞ?
「あっ、そういえば自己紹介がまだでしたね。私はクレハ・ナルコムです。あなたの弟の…アランさんの元パーティーメンバーです」
「ああ、アランの…なにか迷惑をかけていないかと聞きたいところだけど、その様子だとなにかあったみたいだね…」
アランの関係者が僕に会いに来るってことはなにかしら問題が起きたってことだ。なんで僕が事処理をしなければならないのか未だに疑問に思っているのだが、まあ世間的に見れば追放されたとはいえ僕はアランの兄。関係者が頼ってくるのも必然…いややっぱおかしいよな?僕は騙されないぞ。
「それで?要件はなんですか?」
「アリス、なんでちょっとキレ気味なの?」
「いえ、別に」
これは絶対なにかあるぞ…
「あの、実は私アランさんに耐えきれずパーティーを抜けていたんです」
「「その気持はよく分か(ります)る」」
アランを好いてくれる人なんてそうそう居ないだろう。もしこの世でアランを心から好きになれる人が居たらぜひ教えてほしい。僕オリジナルの賞かなにかあげるからさ。
「それで…パーティーに入れて欲しいんです!」
「ダメです」
「「まさかのノータイム!?」」
「アリス、なにか問題が?」
「こんな何処の馬の骨ともわからない女を入れれるわけ無いでしょう!」
「まあ、それはそうだけど…」
「お願いします!行く宛がなくて…」
「別にギルドに行けばパーティーメンバー募集なんていくらでもあるじゃないですか?」
「それはそうなんですけど…やっぱり怖くて」
「それは、自分が可愛いから襲われそうとでも?」
「そうですけど?」
「自意識過剰でしょう」
「酷いです!?あなたもそんな目に合うかもしれないんですよ?」
「私は大丈夫です。セピア様以外と組むつもりはありませんし、セピア様になら襲われても…♡」
「セピアさんって、もしかしてそういう趣味が…」
「完全にこの子の妄想なんで記憶から消してもらって大丈夫」
アリスは見た目はまともな感じなので、ぶっとんだ発現しても信じられることが多々あるんだよな…おかげで僕があらぬ誤解をかけられるわけだが。
「うーん、取り敢えず仮登録ということにしておくか?」
「セピア様、本当にいいんですか?」
「ここで追い返すのもどうかと思うし…」
「よろしくおねがいします!私は光属性の適性がありますので、いくらお役にたてるかと」
お疲れさまです。
皆さん、僕の中での一つの目標であるブクマ100件まであと5件です。まだブクマしていないそこのあなた!…贅沢は言わないのでしてください。




