国宝警備
ファンヒーターを導入しました。あったかです。
「アラン、お前にやってもらいたい依頼がある」
「依頼?」
今日は特に予定がなく、ちょうど暇していたところだ。なに、暇つぶし程度にはなると良いんだがな。
「これだ」
「えっと…『国宝の警備』?」
「そうだ。この国には国宝と呼ばれるものが複数存在するんだが、その警備役を募集する依頼だ」
「どういうことだ?今までそんなことしてなかっただろう」
「それが、昨夜予告状なるものが届いたそうでな。今夜盗みに来るらしいから、その警備をお願いしたいそうだ」
「なるほど」
この世界の怪盗だかは、なんで予告状なんて出すのだろうか。なんの予告も出さずにいきなり盗んで、あとはどこか別の国にでも売り飛ばせば大金を得られると思うんだが…
「それで?その報酬はいくらなんだ?」
「なんと驚け、一人当たり20万だ」
「結構いくな」
「それに、怪盗張本人を捕まえたものには追加報酬が出るそうだ。それが何なのかはわからんがな」
「行ってみる価値はありそうだな」
ということで、国法の警備依頼をこなすことになった。
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「アランさん。今日はどうしたんですか?こんな急に呼び出すなんて…」
「今日は、国宝の警備依頼をこなしていくぞ」
「本当ですか⁉︎そんな、私には荷が重いですよ…」
「大丈夫だ。俺がどうにかするから」
一応パーティーメンバーとしての体裁は保っているが、現状俺だけしか活躍してないんじゃないか?
「警備担当の冒険者の方々は、それぞれ配置についてくださーい」
「さあ、さっさと捕まえてしまうか」
「は、はい」
さあ、楽にお金を稼ぐだけの依頼だ。サクッとこなしてクレハと楽しむとしよう。
**********
「そっちに行ったぞ!」
どうやら本当に現れたらしい。どこだ、捕まえて追加報酬を頂いてやる!
「アランさん、こっちへ来ます!」
クレハの方に、黒ずくめの男が向かってくる。ただ…
「なんで目の前で棒立ちしてるんだ?」
『クレハside』
こういうこともあろうかと、事前に目眩しの薬草と痺れ薬を用意しておいてよかったです!これで安全に確保できるでしょう。
「アランさん、動きは封じました!これで安全に…」
「うるせぇ!『火の雨』」
「うわっ!ちょっと危ないですよ…」
『アランside』
クレハのお陰で確保に至ったとなれば、追加報酬はクレハに与えられるだろう。あとで俺のものとしてもいいが、そうすると周囲からの評判も悪くなる可能性がある。だからこれが最善手だ!
「捕らえたか⁉︎」
「俺が確保してやったぞー!」
お疲れさまです。
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是非、いやマジで。




