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ちょっとした回想回

なんか依頼を受けるみたいな感じですけどそのシーンはありません。

「セピアさん、お久しぶりですね」

「久しぶり、シルフィ」


さて、なぜ僕がこんな朝早くからシルフィと一緒にギルドに来ているかというと…


「今度こそ…私は冒険者になります!」

「それ本気で言ってる?」

「もちろん、セピアさんの前で嘘はつけません」

「そ、そうか…」


それはやめておいた方がいいんじゃないかな?恐らくそういう関係性だと長続きしないだろうし…


「それで、ギルドの人たちは許してくれたの?」

「どうも、お父様が家の権力を使って黙らせたそうなんです。これで何の問題もありませんね」

「うん、問題しかないな」


何、貴族ってそんなことまでできちゃうの⁉︎怖すぎだろ…


「というかギルドもう少し頑張れよ!」


上級貴族家の長女が冒険者になるとか前代未聞だぞ。あ、いま聞いたからそうでもないのか?


「セピアさん、早速依頼を受けに…」

「そうはいきませんよ!」


シルフィを止めたのは、いつも僕を担当してくれてる受付嬢の人。まあ、そりゃそうだよなぁ…


「シルフィ様、なんの訓練も受けずに依頼を受けるのはやめてください。命に関わります」

「でも、セピアさんがいるし…」

「そう言う問題ではありません!万が一のことがあれば、イルージュの貴族社会が揺らぎますよ」


マジか、エラリス家ってそんなに影響力大きかったの?初耳なんだが…


「さあ、こっちに来てください!今日一日はみっちり研修を受けてもらいますよ」

「そうですか…」


ちなみにこの研修、本来は希望制なんだが…貴族のご令嬢だからだろうか、強制連行だ。というか…じゃあ僕は何しにギルドへ来たんだ?その謎が解けることはない…


**********


翌日、研修を終えたシルフィと依頼を受けてみる。…怖すぎ、僕のミスで2等貴族家長女が消えると思うと…


「セピアさん、なにか緊張してません?」

「そりゃそうでしょ。シルフィの身に何かあれば僕は消される…」

「セピアさん…お願いですから普段通りでいてくれませんか?」

「うーん…」

「私がセピアさんとの婚約を決めた理由の一つがセピアさんの私に対する態度なんです」

「態度?」

「はい、普通の男性は身分差によって常によそよそしいというか…別に悪くはないんですが、少し距離感を感じるんです。その点、セピアさんは『普通』に接してくれます。貴族ともなると、その普通というのが珍しく感じるんです」

「あの時は何も知らなかっただけなんだけどなぁ」


今でも思い出すな。元々フリューゲル家とエラリス家には細々とした繋がりがあって、その関係で両家の縁談の話が出た。試しにお互いの後継ぎを会わせてみようということになったのがシルフィとの初対面だ。あの時は、シルフィがそんなに上の身分だと思わなくて、普通にタメ口で声をかけてしまった。周りの人たちは顔面蒼白だったが、シルフィに「そのままにしてください」と言われて事なきを得た。…あの時はマジで死ぬかと思った…


「そうか、できる限り普段通りに立ち回るよ」

「それでいいんです」


ちなみにシルフィの戦闘の話だが…本人の有り余る魔力量で上級魔法をパなしていくスタイル。…僕もそう言うことしてみたいなぁ…

『作者からのお知らせ』

ちょっと明日(今日)からテストの一週間前に差し掛かっていまして…その間更新をお休みしようと思います。今まではテストだろうと更新を続けていたんですが…今回本気で高順位を取りに行こうと思いまして。半分より上に行けたらブクマしてください()

更新再開は来週の金曜日(22日)を予定しています。ご迷惑をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いします。

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