某時代の労働者みたいな
ちょっとクズさに磨きがかかってまいりました。
「アラン、先日は本当に大変だった。貴族のお偉いさんに頭下げに行って…今後はこういうことがないように頼むぞ」
「わかった」
結局、あの件はフリューゲル家と繋がりがある上級貴族家によって揉み消された。それにしても前回は迂闊だった、考えてみれば捜索依頼ぐらい出されて当然な身分じゃないか。今度からは今以上に慎重に行動しないとな。
「じゃあ、今日も依頼を受けに行ってくる」
「ああ、引き続き名前を売っていってくれ。それ、依頼に失敗したときはなんとかしてメンバーのせいにしろよ?フリューゲル家のイメージを下げないようにな」
「ああ、わかってる」
まあ、この俺が依頼に失敗するなんてそうそう無いだろうけどな。
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「アラン様、二人でその依頼を受けるのは少しばかり危険かと…」
「何言ってるんだ?これはCランクだぞ?」
そう、俺が受けようとしてるのは『採掘依頼:炭坑の採掘』だ。この世界には炭坑と呼ばれる施設が存在する。これは山などに掘られていて、掘り進めると鉱石が出てくる。この手の依頼はその炭坑の持ち主が発行しており、受注したものが代わりに採掘を行い、採れた鉱石の一部を報酬として受け取るものだ。報酬が「採れた鉱石の一部』なので、理論上無限に増額させることが可能だ。なので、採掘向きのユニークスキル持ちや採掘という単純作業に耐えられる者であれば、比較的簡単に大金を稼ぐことができたりする。俺はそのどちらでもないが、採掘作業はクレハがやってくれるだろう。それに、炭坑内に稀に発生するらしいモンスターも俺にかかれば雑魚同然だろうし…これで完璧な錬金システムの完成と言うわけだ。
「採掘はお前に任せるから」
「え、アラン様はやってくれないんですか?」
「は?当たり前だろ、こんな面倒な作業俺がやるわけないだろ」
「そうですか…」
突然何を言い出すんだコイツは?採掘なんて下の階級の者がやるに決まってるだろ?
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さてさて、楽にお金が稼げる依頼を引っさげて目的の炭坑にやってきた。まあ現状フリューゲル家はお金に困ってるわけではないんだが、お金というのはいくらあってもいい。ましてや貴族ならいっときで一財産消し飛ぶとかザラにあるので、あればあるだけいいと言えるだろう。ただ、一つ問題がある…
「アラン様、少し休憩しませんか…」
「お前、さっきも休憩しただろ!」
「すいません、ただ流石にしんどくて…」
クレハの体力が思ったより無かったことだな。依頼主の人は俺たちなら特に苦労することなく採掘できると思うと言っていたのに…
当然、この依頼主も「二人で採掘して」という前提条件があるものだと思って話をしている。まさか一人でやらせるとは思うまい。
「おい!この依頼の報酬はお前に掛かってるんだぞ!さっさと再開しよう」
「は、はい…」
当然、パーティーに入れてもらっているという関係上クレハが逆らうことはできない。必死に、クレハ一人で採掘を進めていく…
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「結構な金になったな。やればできるじゃねぇか」
「は、はい…」
あの後も、クレハは何度か休憩を挟んだが無事それなりのお金になる量の鉱石を採掘することができた。どうやら光属性魔法の中に身体能力を向上させるものがあるらしく、しきりにそれを自分にかけていた。
「クレハ、今日もいこうぜ」
「え、でも…私今日は疲れてて…」
「いいじゃねえか。俺とスれば、疲れも吹き飛ぶだろう」
「そうですね…」
お疲れさまです。
お願いですからブクマと評価してください。ブクマ100件を掴み取らせてください…




