知名度って大事なんすね
なんか最近進行度が地を這ってる気がしなくもない…だが気にしない。
まず目に写ったのは、レンガのような石のような…とにかくそんな壁。そして暗いし寒い。なんでこんなとこに来たんだっけ…
「あ、やっと目が覚めたんだね」
「んー⁉︎」
私、口が塞がれてる!しゃべれないし、息がしづらい。
「ああ、運んでる時に目が覚めたら大変だからね。猿轡を付けておいたんだけど…これは外さなくて正解だな。今も何を言われるか…」
コイツ、本当にあのカケルなの?なんかいつもと雰囲気が違うというか、例えるなら悪者…
そうよ!私、アランに剣を見て欲しいと言われて、それから…
「んんー!(ちょっとアラン!どこにいるの?)」
「ようやく記憶が戻ってきたか。そうだよ、君は僕らに拘束されてるってわけ」
なんなのよ!なんで私が拘束なんてされなきゃ…ああ、それに今日は実家のパーティーが…まあそれはいいか。けれど、この状況はどう考えたって許されていいものじゃない。なんとかコイツらを衛兵に突き出さないと…
「大方、これからどうしようとか考えてるんだろうね」
「それが本当なら、随分お気楽なことで」
部屋のドアからアランが入ってくる。ちなみに、ドアを開けるときも閉めるときも鍵らしきものをいじっていたので、ドアから出るのは無理だと思っていいだろう。
「ちなみになんだが、この部屋って元々なんのための部屋だったんだ?まさか今回のために用意したわけじゃあるまいし」
「まあ、そのままの用途だったらしいよ。使用人の中で罪人が出れば拷問し、貴族側の趣向でここが使われることもあったらしい」
「今はしてないのか?」
「今はそう言うことが条例で禁止されてるからね。それに、この地下室も建築家から年数が経って耐久性に難ありという判断がされてるらしい」
「それ、使って大丈夫なのか?」
「今日一日ぐらいなら大丈夫じゃない?」
クソっ!せめて魔法が使えれば、この地下室の崩落を狙うこともできたのに、私は魔法に関する訓練等は積んできていない。その作戦の実行は叶わない…
「なあ、そろそろヤっちゃおうぜ?」
「意外だね。アランは女には困ってないと思ってたから、そこまでがっつかないと思ってたんだけど」
「…最近、使用人の退職が後を立たなくてな…それに、俺の理想の女が見つからない」
「理想が高いというのも大変だね」
何よコイツら、何楽しそうに話してるの⁉︎私これから…どうなるの?
ドゴッ!
いきなり煙が立ち上る。そこから出てきたのは…
「うわ、なんて悪趣味な…」
「セピア様、第一声としてはいささかどうなのかと思いますが…」
誰、この人?
お疲れ様です。
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