捜索依頼
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「セピア様、結局『渦潮』の改良はしたんですか?」
「…そう言われると思って、睡眠時間を削って改良したよ」
買ってしまった以上弄らないわけにはいかないわけだが、これが意外と面倒かつ難しいんだよね。なかなかに腰は重かったよ…
「それでは、魔法を試しがてら依頼を受けませんか?」
「そうだね、まだまだお金は足りないし」
忘れてるかもしれないけど、僕って実家を追放されて収入が冒険者活動しか無いんだよね。貴族特有の不労所得なんて存在しないので、毎日とは言わないまでもそこそこ働かないといけない。…今更感はあるけど、命を掛けている割に収入が少ないね?収入面ではやっぱ貴族最強なんだね。
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「セピアさん、依頼の受注ですか⁉︎」
「そうですけど…」
この必死さ、嫌な予感しかしないな…
「あなた、また面倒な依頼を押し付けるつもりですか?」
「えっと…テヘッ★」
「恐らく20代ですよね…キツイですよ?」
「うるさいですね!そんなことはわかってますよ!」
あ、アリスがニヤニヤしてる。さては狙ったな?別に男女関係ないとは思うんだけど、特に女性に対して年齢関係の話題はタブーだろう。ちなみにアリスの年齢は…あれ、知らないな?
「特に関係はないんだけど、アリスって何歳なの?」
「そういえばお伝えしてませんでしたね。そうですね…婚約届けを書く際にわかるかも知れませんね♡」
「…そういうことをなんの恥ずかしげもなく言うな」
聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるよ。いろんな人に言われてきたけど、使用人に対してこの有様な感じ本当に貴族向いてないんだろうなぁ…
「それで、何ですか?」
「それがですね…捜索依頼なんです」
「捜索依頼?」
捜索依頼の存在自体は知ってる。人とか動物とか使い魔とか…探して欲しい対象と報酬さえ明記すれば、誰でも発行できる依頼だ。
「捜索対象は誰なんですか?」
「実は…貴族のご令嬢なんです」
「そうですか」
「それで、その家は2等貴族なんです。その関係かは分かりませんけど…受注さえすれば結果に関係なく一定額の報酬がもらえるんです!」
「マジですか⁉︎」
「マジです」
公共の場で大声を出してしまったことは謝るけど、これに関しては驚かないほうがおかしいでしょ?だって結果に関係なく一定額の報酬がもらえるんだよ⁉︎これは受けたもの勝ちでしょ?
「是非受けさせてください!」
「セピア様…」
「この依頼はギルドに来た全員の冒険者に勧めているんですが、依頼完遂時には相当な騒ぎになりそうですね」
なんてったって額がそこそこ大きい。一時的に大半の冒険者の懐が潤うわけだ。
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「ちなみにセピア様、探す対象のご令嬢の特徴はどんな感じなんですか?」
「えっと…髪の毛は茶色で、ちょっとキツめの目が特徴。名前は…フレン・カラスト」
2等貴族の次女だそうだ。
お疲れ様です。
是非、ブクマと評価よろしくお願いします。




